非常勤講師先で最後の授業をする。

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2016-01-21

大阪の方面に行く。今日は非常勤講師としての仕事をしている学校での最後の授業である。今日は学生たちの到達度の確認のための試験を行った。

このクラスは当初は6名のクラスだったが、一名が家庭の事情で退学して、もう一名はほとんど学校に出てこなくなった。そのために、今日は4名だけの少人数クラスになってしまった。しかし、少人数だが、このクラスは非常に活発で、また授業での反応もノリがよくて、私には楽しみの授業であった。

今は、試験の解答作成中なので、下を向いているので静かな雰囲気だが、普段はかなり活発な意見や質問が出て、元気がいいクラスであった。なお、写真を撮ってブログに載せるのは大丈夫という許可を学生たちからもらってある。

一期一会(いちごいちえ)という言葉がある。もともとは茶の作法の言葉である。「一期」とは一生という意味であり、「一会」とは一度の出会いという意味である。人と人との出会いは一度限りの大切なものといった意味で使われる言葉である。

楽しい授業であったが、私がこの学生たちと出会うことはもうないだろうと思われる。特に自分が非常勤講師という立場なのでそのことを強く感じる。不思議な縁で、大阪の南部のある場所で一年間、週に一回ほど90分という時間を共にした。英語を教えるだけでなくて、学生たちの夢や将来の希望を聞いたりして、こちらも精一杯のアドバイスをした。私の語ったことが、若い人々の成長に何らかの形で役立てればと思う。

振り返れば、今まで40年以上、英語の教員をしてきた。膨大な数の生徒・学生と出会った。すべてが一期一会の縁であった。時の歯車は回っていき、すべてを忘却へと導くのだ。でもその歯車が単に回っていくだけにしたくはない。忘却に立ち向かいたい。そんなことで、ブログをつけ始めた。ブログに書き記すことで、流れていくだけの瞬間瞬間を少しでも大事にすることができるのでは、と考えたのである。

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非常勤講師先で最後の授業をする。」への7件のフィードバック

  1. 夜分遅くにこんばんは。昨年上記の大学で先生の指導を賜っていた生徒の一人です。久しぶりに河原先生のブログを拝見し、懐かしく思いコメントしました。最近急に寒くなりましたが、お変わりなくお元気ですか?楽しく和やかで興味深かった先生の講義が本当に恋しいです。(笑)

    私は今4回生(もうすぐ卒業ですが)になり、卒業論文を製作しています。小学校高学年の英語が教科化することについて反対意見を書いているのですが、先生はどのように感じますか?またお手すきの際にでもご返信いただけると嬉しいです。

    • Sさんへ、お元気ですか?もう4回生なのですね。そしてあと、4か月ほどで社会へ飛び立つとのこと、時の経つのは本当に早いものと驚きます。時々は、私も非常勤先での1年間を楽しく思い出しています。少人数のクラスで、みんなでわいわい言ってた授業が懐かしいです。
      ところで、小学生の高学年の英語の教科化に反対の立場からの論文執筆ですね。とりあえず、私の考えをブログで書いてみたいと思います。が、別のブログ「学生と考える英語教育」http://gakusei.gengo21.com/ で語ってみます。来週に数回に分けて語るので、そちらを参照してください。皆さんにも、よろしくお伝えください。お風邪を引かないように、また、少々早いですが、よいお年をお迎えください。

  2. こんにちは、早速のお返事ありがとうございます。今は卒論でいっぱいいっぱいなところですが、終わってみると一気に卒業する寂しさが溢れるだろうと思います。

    では随時先生のブログ更新を楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。今後さらに寒くなるかと思うので、先生もお体をご自愛くださいね。よいお年をお迎えくださいませ。

    • Sさんへ、卒業論文は1月の初め頃、冬休み明けには提出するのだと思います。すると、正月気分には浸れないで、慌ただしい正月になるかと思います。でも、いい論文を書き上げると、自分自身で達成感が味わえます。頑張ってください。
      Sさんからの問いかけですが、明日ぐらいに別のブログで語ってみたいと思います。要は、教科化すると、子供たちが試験の点数に気を取られて、真の意味の語学学習に結びつかないのでは?という疑問ですね。今考えていますので、少々時間をください。

    • Sさんへ  別のブログhttp://gakusei.gengo21.com/に小学校の英語に関する論文をアップしました。Sさんの問題意識に、まっすぐ答えていないかもしれませんが、何か参考にしていただければと思います。かなり長いので、面白そうなところだけ、選んで読んでください。

  3. 遅くなりまして申し訳ありませんが、新年あけましておめでとうございます。別サイトにあげていただいた論文を読みました。お忙しい中本当にありがとうございました!
    英語の授業はこどもを英語の達人に仕向けるのではなく、土台にして子供たちの異文化や言語に対する興味関心を膨らませることが後に身になる。私もこれに共感しました。テストにだけ特化した授業というのは、英語だけではなく他のものでも本当にためになるかは微妙ですよね。私はもともと英語が大嫌いでアルファベットすら意味がわからなかった小学生でした。それが今ではたどたどしくも英語で論文を書く選択をしているのですから、自分でも面白いもんだと思っています。英語以外にもフランス語やドイツ語も学んでいるので、やっぱり語学の勉強は何歳から!とうたっている意見にはあまり賛成できません。(笑)

    私のいとこがちょうど小学生に上がったばかりで、そのいとこの両親が子を英語に触れさせるか悩んでいたので先生のサイトを紹介しようと思います。

    なんだかつらつらと思っていることを書いていると、とりとめのない文章になってしまいました。すみません。先生に一言お礼を言いたかったので、この場をお借りして再度お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。お正月は暖かい日和でしたが、まだまだ寒さが続くのでお身体を大事になさってくださいね。先生にとって今年も良い一年になりますように

    • Sさんへ  明けましておめでとうございます。私の論文を読んでいただき有り難うございます。いま、勤務校で英語教育法の授業を担当してるので、小学校の英語教育のあり方などを考える機会が多いのです。この論文を書いたときから、もう数年経ちましたので、古くなった部分もあり、また手直しをしなければとも考えています。それから、いまSさんは英語で卒業論文を書いているのですか。日本語で書く以上に大変だろうと推察します。でも、書き上がると、英語の力は確かに上達した、と感じることだと思います。若いときに、大きなテーマを選んで、外国語で論文に仕上げるという訓練は、一生の宝になります。いい経験だと思います。卒業論文、そろそろ提出の時期と思います。頑張ってください。
      4月から、Sさんは就職でしょうか。それとも大学院へ進学されるのでしょうか。私の長男も今年卒業で、4月から東京の方で働き始めます。4月は旅立ちの季節でもあります。今年もSさんにとっていいことがある素晴らしい年にないますように祈念いたします。

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