日本語能力試験と日本語教育検定試験

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2016-07-01

日本語能力試験と日本語教育能力検定試験だが、ときどき、自分は表現が混用してしまうことがある。ここでしっかりと確認しておきたい。

日本語能力試験

日本語能力試験(Japanese-Language Proficiency Test)は、日本語を母語としない者を対象として、日本語能力を検定する試験である。

国際交流基金(Japanese Foundation)と日本国際教育支援協会(Japan Educational Exchanges and Services)が共同で実施しており、レベルは、N1~N5の5段階である。N1が一番応用力が高い。それは、広い場面で使つかわれる日本語を理解することができるレベルである。それから徐々にやさしくなって、一番基礎的なレベルはN5である。それは、基本的な日本語をある程度理解することができるというレベルである。

いずれも「文字・語彙」「聴解」「読解・文法」が試験科目となっている。「話す」「書く」といった自己表現力を図るのは、筆記テストいう性格上の理由で無理なようだ。

従来はレベルは1級から4級まであったが、CEFR の影響を受けて、2010年からは、N1~N5の5段階になった。旧試験の1級がN1, 2級がN2である。そして3級がN4であり、4級がN5に該当する。かいつまんで言うと、従来の2級と3級の間にN3を新設したことである。つまり1級から4級までの間の真ん中に一つのレベルを加えて、5つのレベルにしたことである。

なお、お手本にしたCEFRでは、基礎レベルから応用レベルまで A1, A2, B1, B2, C1, C2 と並んでいる。数字が高まればレベルが難しくなるが、日本語能力試験では数字が高まればレベルがやさしくなる。レベルを示す数字の並び方が逆なので、私などは混用してしまう。

なお、日本の大学で外国からの留学生を受け入れるときは、日本語能力試験のレベルがN1かN2であることを必須としている場合が多い。

日本語教育能力検定試験

日本語教育能力検定試験(Japanese Language Teaching Competency Test)は、日本国際教育支援協会が実施しており、日本語教員を目指す者、現在教育に携わっている者を対象にして、その知識や能力が専門家としてのレベルに達しているかどうかを検定する試験である。合格したかどうかの判定で1級とか2級のようなレベル分けはない。合格すれば合格証が発行される。

日本語学校などでの教員採用の時は、大学での日本語専攻の修了者(あるいは副専攻の修了者)か、民間の日本語教員養成講座(420時間)を修了した者か、あるいは日本語教育能力検定試験の合格者であることを条件にすることが多いようである。

現在の一番の問題は就職問題であろうか。非常勤で仕事を探していてもなかなか仕事が見つからないとの声がよく聞こえてくる。ましてや、定職として、日本語を教えて生計を立てるとなるとかなり限られた数になる。

 

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