唐招待寺と薬師寺を訪問する

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2015-03-30

今日は思い立って奈良に行くことにする。唐招待寺と薬師寺を訪れる予定だ。国道1号線を南下していく。巨椋池(おぐらいけ)のあたりに通り過ぎたので、ここで車を止めて写真を撮った。ここは昔大きな池があった。和辻哲郎の随筆「巨椋池の蓮」は1926年にこの池を訪れた経験を語ったものである。船頭の漕ぐ船に乗って、蓮の花を観賞した時のことを語っている。現在は干拓されて農地になっているので(写真は農地を撮る)、この地がかってたくさんの水をたたえた豊かな池であり、たくさんの魚、蓮、葦、水鳥の住処であったことを示すものは何もない。破壊してほしくない自然の一つがこの巨椋池だったと思う。

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唐招待寺に到着する。駐車料は500円、入場料は600円である。金堂のなかにいくつかの仏が祀ってある。たしかに、荘厳な感じがする。仏像美術に詳しい人ならば、細かい差異がわかり、非常に面白いのだろうと思う。堂内の写真は禁止されている。講堂や宝蔵などがある。奥へと歩いて行くと、鑑真和尚の廟所があった。このあたり、苔が深緑色で美しい。唐招待寺の一番の印象はこの美しい苔であった。

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次は薬師寺に向かう。唐招待寺から歩いて10分ほどの距離である。狭い道だが、車が結構通るので、安心して歩けない。塀が土でできている、土塀というのか、なかなか情緒があってよいと思う。薬師寺に入る、入場料は800円である。この日は暖かくてお日様もよく出ている。野点(のだて)を行うとのことで、着飾った女性が何人か抹茶かお茶の用意をしていた。

東塔のそばに行く。東塔は「凍れる音楽」(こおれる)と呼ばれるそうな。バンフレットを2,3回読んでみる。凍れる音楽の意味が説明してある。ふーん、なるほど。金堂とか大講堂を忙しく見てみた。仏像も見てみる。薬師如来像などをジロジロと見る。

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京都と奈良の寺や仏像に関する随筆として、『古寺巡礼』『大和古寺風物詩』などが有名である。2冊とも実家の方に置いてあり、手元にはない。『古寺巡礼』は青空文庫にあるので、昨晩、ダウンロードして軽く目を通してみた。和辻哲郎が29歳の時にこの本を書いたそうだが、彼の知識量の膨大なことに、圧倒されてしまう。

仏像などを専門的に研究している人ならば、古寺を訪問しても楽しいのだろう。だが、私は現状では、境内に咲く桜や、苔の美しさの方に目が向いてしまう。それも楽しみの一つで、いいと思うのだが。

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