異界「大阪」へ行く

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2015-05-21

自分は石川県に長く住み、そして京都に引っ越しした。大阪にはあまり行ったことがない。大阪は長らく自分にとって、異界であった。異界都市「大阪」と言ったらいいのか。大阪は何かダイナミックスさは感じるが、とにかく自分の知らない未知で、やや怖い感じの都市であった。しかし、それを克服するのは、実際に行き、そこに触れて、そこで食することである。それによって、自分にとって異界であった大阪が、自分がよく知る俗界の大阪に変貌するのだ。

てなわけで、今日は法善寺横町を再訪することにする。ついでに有名な場所も写真をいろいろと撮る。難波駅から北東の方角に進む。法善寺横丁に入り、法善寺の水掛不動に水をかけてお参りをする。絵馬があったが、6~7割は外国人の書いたもの、中国語、ハングル、タイ語の祈願文が多い。この数字は驚くべき速度で国際化が進んでいることを示している。

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このあたりに、いろいろな文豪の石碑があると聞いたことがあるが、自分がうろうろして調べた限りでは、そんな石碑はどこにもない。間違った情報を得たのかな。次は、松竹前の通りに戻り、「グリコ」と「くいだおれ太郎」の写真をとる。この通りは日本人よりも中国人が多いように感じる。

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次に道頓堀川に行く。川の水が汚れている。外国からの観光客の来るこの川の水質を高めることは緊急の課題だろう。こんな川にも鴨が泳いでいる。かなり驚きなので、写真におさめる。次にモータボートが来て、網でゴミをすくっている。フランスのセーヌ川とはかなり異なる。観光都市「大阪」をアピールするならば、この川の水質改善が緊急の課題であろう。

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中国からの観光客は、当初は日本を不気味な得体の知れない国と感じていたかも知れない。まさしく異界「日本」だったのだろう。そんな彼らが、ちょっと勇気を出して、またお金をちょっと奮発して、大阪に来てくれた。ありがたいことである。そして、写真をたくさんとり、食事をしたり、買い物をすることで、大阪が彼らにとって見慣れた俗界になっていく。これを国際理解と言っていいだろう。

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