桂川

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2015-05-24

桂川について語ってみたい。自分はいつも桂川にかかる橋を渡っている。いつも川を眺めながらいろいろと考える。基本的には自然が戻ればいいと思っているが、河川工事がいつも行われ、人工的な川という印象を受ける。川岸や中洲に木が生えて草が生い茂り、動植物の住処となり、鴨やサギや亀が泳いでいるのを見るのは楽しい。しかし、数年ごとに、それらの木を綺麗さっぱり、切り倒すのである。

自分から見て、まったく不要な工事だと思うのだが、何か深い意味があるのだろうか。治水は昔から為政者の最大の関心事であったのだが、桂川に関して工事はまったく不要と思う。土が堆積して川底が高くなり、洪水の危険性が高まるので、土を浚渫するのならばわかる。しかし、中洲に生えている木を切り倒すことは何の意味があるのか。堤防沿いの木が大きくなって根が堤防自体を脆弱にするので、定期的に木を切るという話は聞いたことがあるが。

しかし、堤防から離れた所に生えている木々を切り倒す、それらはたくさんの小動物の住処でもあったのだが、その行為の意味が分からない。とにかく、工事のせいか、鴨もサギもいなくなった。いつ動物たちは戻ってくるのかな。

数年前、大水が出た時の桂川
数年前、大水が出た時の桂川

なお、桂川は上流の亀岡市では保津川と呼ばれ、船に乗っての保津川下りが有名である。また嵐山あたりでは、渡月橋が観光地として、これまた有名である。下流に行くと、宇治川と合流して淀川となる。淀川は大きな川である。なお、桂川は歴史を振り返れば度々洪水に見舞われたようで、つい数年前にも橋自体が冠水するほどの高さまで水が溢れた。左はその時の写真である。このように洪水に対しての極度の恐れから、水の流れをさえぎるような木々は情け容赦なく切り倒していくのか。

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