子規の随筆

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2015-06-05

正岡子規の随筆を読むのが好きになった。きょうは勤務校の図書館に行って、3冊ほど借りてくる。『松蘿玉液』(しょうらぎょくえき)、『歌よみに与ふる書』、『墨汁一滴』である。子規はいろいろな随筆を書いたが、やはり晩年に近い時期の病床で書いた随筆が迫力があっていいと思う。とりわけ、公表を前提としなかった『仰臥漫録』は面白い。何を食べたのか、食事を丹念に記した部分が面白い。たとえば、岩波文庫のp.51-2では以下のようになっている。

朝 粥三椀 佃煮 なら漬
昼 飯二椀 粥二椀 カジキのさしみ 南瓜 ならづけ 梨一つ
夕 粥一椀余 煮松魚(にがつお) 佃煮 ならづけ 梅干し 煮茄子 葡萄

これらを読むと、なんだかこちらも食べたくなる。子規は毎日、朝、昼、晩と何を食べたのか丹念に書いている。細部までこだわって記録したいという執念には頭がさがる。自分ならば、死病にとりつかれたことを知ったならば、がっくりして、なにもできなくなるのではないか。子規のように、死に面しても、自分の狭い世界ではあるが、すべてを観て書き留めようとする態度は敬服するものである。

このところは、随筆を読むのが楽しみである。今のところは、『徒然草』か『断腸亭日常』か子規の随筆を、焼酎でぼっとした頭で読むことである。あとは、種田山頭火の句集とか、林芙美子の『放浪記』などもいつか読んでみたい。

ネットでいろいろな人のブログを読むのも楽しみである。読書日記をつけている人、散歩で見つけた草花を報告しているブログ、職場の辛さを訴えるブログ、不倫日記まであって、人々の表現したいという欲求の強いことを知る。自分もそれに便乗して駄文をブログに載せているのだが、友人たちが読んだと言ってくれて感想を言ってもらうと嬉しい。

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