2015-06-12
このところ、自分はネット中毒になっている。いろいろな人のブログを毎日見ている。とにかくブログには人々の様々な声に満ち溢れていて面白い。人々の語り合いの中に混ぜてもらい、その会話に野次馬のように耳を傾ける。このところ「ももねいろ」さんという主婦の人のブログを読んでいる。面白い。この人のブログは自分の周辺に起こったことを正直に語っている(もちろん、全てを暴露することはしない、当然ある範囲内だが)。それを読むと共感するし、自分の生き方の参考にもなる。
自分のブログだが、常に迷っていることは、「固定ページ」と「日々の投稿」を分離すべきかということである。「固定ページ」は、自分の言語政策に関する資料を掲載して、言語政策を研究する人に利用してもらいたいと考えている。また、自分の論文で古いもの、つまり紀要に投稿したもので、著作権に抵触しないような論文を掲載している。それも役に立つようならば、読んでもらいたいと考える。若い研究者の方に役に立てばとの気持ちである。
「日々との投稿」だが、当初は言語学に関すること、参加した研究会の報告を主にしたいと考えていたが、なにやら日記として投稿していったら、これも面白くなってきた。焼酎を飲んだ話とか、通天閣に登った話とか、キンモクセイが咲いた話など、言語学とは関係ないのだが、ブログに書き込むと楽しい。
例えば、今日、桂川のそばを歩いていたら、カモが田んぼの中を漁っていた。多分オタマジャクシを探して食べようとしているのだと思った。2,3週間前まで夜はメスを求めるカエルの鳴き声がうるさかった。各地の田んぼで卵が産まれて孵って、たくさんのオタマジャクシが生まれてきた。カモも生き抜くために必死で餌を探しているのである。そんなことを考えて、iPhone で写真を撮り、ブログにアップしたのである。他の人は、こんなしょむないこと書いて、と呆れるかもしれないが、自分は書いていると楽しい。
ただ、このブログだと自分の思う通りのことは書けない。オタマジャクシの話などは自由に書けるのだが、自分は名前と勤務先を公表しているので、その制約内でしか書くことはできない。そのことで、近頃、やや迷っている。このサイト「言語21世紀塾」は研究者仲間のための参考資料を提供する所として、自分の参加した学会などの発表報告がいいかとも考える。そして、自分の日記を書くためには、匿名のブログを開設したらとも考える。
いろいろな人のブログを読んでいる。ブログ日記は名前を公表しない人が多いようだ。匿名にしたら、税金の支払いがいくらとか、病院に行ってどこどこを直してもらったとか、誰々とケンカしたなどと、自由に書くことができるようだ。自分は現在はネット中毒と言ってもいいだろう。そして人のブログを夢中になって覗きながら、なんとか生き方の参考にしたいと考えている。