2015-06-20
今日は午前中は研究室に行き、フランスとドイツの教員養成制度について調べる。ヨーロッパ諸国では、教職を専門職と捉えて、教育実習を長期間(1年以上)、そして修士課程を修了することを要求するようになってきている。教員は、専門的な知識がなくても、社会人としての経験がありさえすればいいとの考えがあり、教員免許状をもっている会社員をポツンと採用することもある。あるいは、教職は専門職なので学部と修士課程で専門的な知識を十分に身につけるべきとの考えがある。世界的に、徐々に、後者の考えが主流になりつつある。文科省も諸外国の動きに敏感であるから、日本でも同様の動きが広まるであろう。
塾などの講師は、若い大学生が数週間のトレーニングを受けただけで、すぐに教え始める。それはそれで結構生徒たちからの受けが良くて、大学生が講師としての仕事をきちんとこなす場合もある。子供達の心をつかむということは、専門家としての技量ではなくて、人間性がものをいう場合が多い。結論から言うと、教員のあるべき姿は、専門家としての技量があり、人間性も魅力ある人物が最適ということだが、そんな人物は他の職業からも引っ張りだこになる。
ただ、現在の日本のように、何でもかんでも教員免状を取っておこうという傾向は社会的に問題である。本当になりたいと思う人間だけが免状を取るべきである。その意味では、教育実習を長期化する必要があるだろう。教育実習の期間の間に各自は自分の適性をも考えることができる。
午後は家内に付き合って、洛西の高島屋に行く。駐車場の一角に立体駐車場ができて、さらにその
横はニトリのビルディングが建設されるとのこと、建設予定地の写真を撮っておく。立体駐車場は狭いので、登る車、降りる車の両者のそれ違いに気を使う。以前の平面駐車場の方が自分には使いやすかった。
帰りの道で、警察が一時停止無視の車を何台か止めていた。この一時停止の場所は見晴らしがいいので、対向車がくるかこないかは遠くから分かる。それゆえに、一時停止の必要性はないと普通は考えてしまう。しかし、止まらないと、警察官がどこからか現れて、旗を振って違反者を止める。私もこの同じ場所で捕まった経験があり、罰金が1万5千円ほど支払わされた。1万5千円ほどあれば、家族みんなで美味しいご馳走がたべれるではないか。この取り締まりにあった経験は嫌な思い出だ。