2014-08-11
本屋さんの啓発書のコーナーで中谷彰宏の本を見つけた。『ファーストクラスに乗る人の勉強』という本である。この人の文体は特異である。一文の後は全て改行するというユニークな書き方をしている。たしかに読みやすい。しかし中身が薄そうに見える。空白をたくさん取るので、文字数が少なくなる。ページ数・文字数のわりに値段が高いと苦情を言う人が出てくるかもしれない。ところで、肝心の中身だが、実は、なかなか面白いことが書いてあって、この著者は発想に恵まれた人だと感じた。この文体を「売り」にして、たくさんの売り上げがあるようだ。
この人のホームページを見つけた。この本の紹介がしてある。その一部をそこから取ってきて、下に記す。彼の本の文章の改行の仕方は、このホームページの文体と同じである。このような文体にずーっと慣れてきた若い人たちの文体はどのようになっていくのであろうか。日本語はどうなるのか。
(中谷彰宏公式サイトより)
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勉強がなかなかできない人は、
「なんのために勉強するのか」というところで考えて立ちどまっています。
勉強をするのはたった一言、モテるからです。
単純なのです。
小学校以来モテる人の条件は、
勉強もスポーツもできて、趣味ができて、
少し大人になったころにお金も持っていることです。
これは古今東西、変わらない法則です。
こうなるのにすべて共通しているのは
「勉強していること」です。
頭がいいというのは、
むずかしい漢字が読める、
英語ができるということと同じわけです。
「勉強はしなければいけないから、しなくちゃいけないんだ」
と考えて勉強を嫌いになっている人が多いのです。
しなければならない勉強は小学校で卒業です。
すべての人が勉強しなくていいのです。
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