2015-07-12
「夢が実現する」という言い方がある。自分にはどうもぴーんとこない。自分が見る夢はたいていは怖い夢が多いからだ。今日の朝は変な夢を見た。大きな横断歩道を自分が歩いている。信号がチカチカしてもう青信号から赤信号に変わろうとしている。自分に急げと声をかけても、なかなか体が麻痺したようで進まない。左右から車が近づいてくる。恐怖だ!急げ、急げ、万事休す、と思ったら、目が覚めた。
今まで楽しい夢を見たことはほとんどない。先日は高いところに登っていく。アベノハルカスの天辺のさらにアンテナみたいなところを登っていく。そして、頂上まで来たら、降りる階段がないことに気づいて、途方にくれる。
昔、ゼミ生と夢について話し合ったことがあった。ゼミ生は時々は楽しい夢を見ることがあると言っていた。自分はいつも怖い夢しか見たことがないと言ったら、ゼミ生たちは、おかしいと笑っていた。うーん、そうなのか、自分は楽しい夢を見たことはないが、自分は変なのか?
英語の授業でよくHis dream came true. を「彼の夢が実現した」と訳させるが、自分は首を傾げてしまう。私の夢などは、魑魅魍魎が沢山現れてくるので、実現したら、それは怖い話だ。であるから、この文を和訳するときは、「彼の夢が実現した」よりも「彼の願望がかなった」とするほうが私には受け入りやすい訳文である。

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