2015-07-26
今日は家内の買い物に付き合ってイオンモール久御山に行く。屋上駐車場に車を止める。ところが、屋上駐車場にはひびが入っている。イオンモール久御山は数年前に大きな改造をして大増設をしたのである。しかし、増設した部分の屋上の駐車場にひび割れが目立つ。
この辺りは、昔、巨椋池(おぐらいけ)という巨大な池だった。そのことを3月30日の投稿記事の中で述べてある。そこを埋め立てて農地に変えたのである。埋め立てたと言っても元は池であり、地盤は脆弱である。
もともとの建物、当時はジャスコと言っていた建物の地盤は比較的強固であった。逆に言うと強固な部分が選ばれてジャスコが建ったのではないか。そして、増設の話が出たときに、いままで避けられていた比較的に水に弱い部分に、建てていくしかなかった。もちろん、現代建築はそのことも十分に計算した上で、この巨大建築物を作ったのだと思う。
しかし、巨大建築物は次第に沈むわけであり、その歪が外壁や屋上の表面に次第に現れてきたのだと判断する。このあたりは、自然に任せておけば池に回帰する地形である。そこを人工的に人間が必死で現状の姿を保とうとする。
数年前、台風が来たときに、増設した部分に浸水があり、大騒ぎになったことを思い出す。降った雨はどこかに行かなければならない。昔の巨椋池のあたりがその第一候補であろう。と考えると、イオンモール久御山の巨大な建物も砂上の楼閣のようにも思える。ある日、突然、崩れ去るとか、沈むことがないようにと切に願う次第である。
建築の素人が勝手な推測をしてイオン関係者を不快にさせたかもしれない。どうか私の心配が杞憂でありますように。
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