2015-08-23
自分はブログ(サイト)をいくつか運営してみて気づいた点を書いてみる。このブログはWordPress というプログラムソフトウエアを使っている。それが土台とすると、その土台の上に家を建てるように各テーマが提供されている。この「言語21世紀塾」はTwenty Twelve なるテーマを使っている。また姉妹サイトの「英語にチャレンジする」はMasonic 「フィリピンの社会と文化を考える」はSimplicity というテーマを使っている。それぞれご覧になっていただきたい。かなり外観が異なると思うのではないか。これは使っているテーマが異なるからである。
これらのテーマは次から次と新しいもの、高性能のテーマが生まれてきている。人々はそれらの新しいテーマは見ては、どれが一番集客力があるか、どのテーマならば、人が訪問してくれるか、検討しているのである。
最近は人々はネット経由で物を購入する事が多い。札幌に出張するビジネスマンはネットで「札幌」「ビジネスホテル」と検索して、そこに出てきたホテルにアクセスして予約する事が多い。もう少し細かくと、「禁煙」「大浴場」などの検索語を入れるとさらにホテルは絞られてくる。
ところで、検索したときに、第1ページに出て来れば、予約される可能性が高い。第2 とか第3ページでもある程度は予約を受ける可能性がある。しかし、これが第10ページぐらいに登場となるとほとんど訪問者はいなくて、予約を受ける可能性はほとんどない。
それゆえに、各企業は自分のサイトが第1ページに掲載されるように必死の努力をするのである。売り上げや利益と直結するので必死になるのも当たり前である。
どうすれば、第1ページに掲載されるのか。少なくとも上位に掲載されるのかは、各検索エンジンで方針が定まっていると思う。ただ、現在は次第に Google が最大の検索エンジンとして存在感が増してきている。私自身も検索には最近はほとんどGoogle を使うだけである。
Googel に認めてもらってGoogle の検索に上位にカウントされる事、それが各企業のネット担当者の必死の願いである。例えて言えば、第1ページに登場すれば、大通りに面したところに店を持つ事ができるが、第10ページぐらいに登場では、町外れの人気のない細い通りで店構えをするようなものである。
Google は強力な検索ロボットを持っていて、各サイトを定期的に訪問しては情報を収集して、掲載の順位を定めるようである。この並べ方のロジック(アルゴリズム)に各企業のネット担当者は強い関心を示して、どのような構造になっているかさまざまな憶測が出ている。
上位検索されるには、どのようなキーワードがいいかとは、リンクはどのように貼ったらいいのか、各ページ構成はどうしたらいいのか、これらのSEO(Search Engine Optimization)対策は、「検索エンジン最適化」と言われている。つまり、「ある特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。または、その技術のこと」(Wikipediaの”SEO”の項目より)である。
私も自分のサイトにたくさんの人に来てもらいたい。それでどのテーマがいいのか実験しているのである。私のWordPressのテーマは無料テーマであり、有料テーマならば、随所にSEO対策がされているようだ。大会社ともなれば、数百万円もかけて、専門の業者に依頼してSEO対策がばっちりな独自サイトを作成してもらう。しかし、中小企業はサイト構築に大金はかけられないので、WordPress などの無料か有料のテーマを使う。
Google が企業の生殺与奪権を握っている。ある企業を潰そうと思ったら、その企業が検索の上位に来ないようにすればいいのであるから。広告の主体がテレビや新聞からネットに変わろうとするときに、これは大問題になるだろう。(数日後に続編を書く予定である。)