2014-10-02
土曜日のオープンキャンパスだが、学生たちが自分たちの学科の紹介をしていた。学生たちは1年生だがなかなか立派に紹介、発表をしていた。この学科の特徴はプロジェクトをみんなで遂行していくことであり、それによって大きく成長していったという内容であった。
そのPowerPointに、プロジェクトするメリットとして、「新しい友達ができた 計画する癖がついた 人前で堂々とはなせるようになった 責任感をもつようになった 自分に自信がついた」ことを挙げていた。
日本の従来の授業は、教室で教員から学生へ一方通行で話すことであった。それならば、本を読んだり、講義のビデオを見ることでも同様でないか、という声も上がろう。自分の授業では、できるだけ、教員から学生に声掛けや質問をしたりして、一方通行にならないように意識しているつもりだ。アメリカなどの授業は学生も意識的に質問するので、対話形式に近くなると聞いたことがある。そんな授業が望ましい。
日本人の育った文化では、あまり積極的に質問をするのははばかられる。それならば、教員はあまり関与せずに、学生同士が互いに意見を出し合ってプロジェクトを行っていくのは有効であろう。ただ、対人関係を極端に苦手とする学生がいる。そんな学生が古い自分を脱皮して他人と積極的に関われる新しい自分になれるのか、難しいようにも思える。とにかく、様々な学生がいるので、多様な対応が必要ということになろう。
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