2015-08-26
今日は洛西タカシマヤとラクセーヌ(サンサン)へ行く。いま、ここの敷地内はニトリが建設中であって11月には完成予定と聞く。今までは広い駐車場だったのに、そこの区画を3つに分けて、一つを立体駐車場、一つを平面駐車場、残りをニトリの店となるようだ。
平面駐車時代は簡単に駐車できたが、今は不便になった。狭い立体駐車場を登っていくのでやや緊張する。今日は比較的低い階に空いたスペースを見つけたので良かった。混雑しているとずっと上の階まで行かないとスペースが見つからないことがある。
エレベーターで降りる。エレベーター内には防犯用のビデオカメラが備わっていて、中の様子が外側のスクリーンに映し出される。もしも、ビデオカメラが備わっていることを知らないで、若い男女がエレベーター内で、けしからぬ行為に及んだりするとスクリーンに映し出されてしまう。赤っ恥をかくので注意したほうが良い。
ラクセーヌには二つの店がある。一つは高級志向のタカシマヤである。他は庶民路線を走るサンサンという店である。サンサンの中はうるさい。狭い店内だが、5、6名の店員が同時進行で「安いよ、安いよ」とか「さあ、さあ、お買い得、買った、買った」と叫んでいる。おそらく店の経営者からそのように指導を受けているのだろうが、このように叫び続けるのは大変だ。店員も声が枯れてしまう。
タカシマヤは全く反対の高級路線を走っている。店内は広くて、音も静かである。サンサンの店員の多くが頑強な若い男であるが、タカシマヤは中年の上品な感じの女性が店員である。アナウンスが丁寧すぎる。ゆっくりと「〜でござあーいーまあすう」との声を聞くと、間延びしすぎだと感じる。店のイメージを作り上げるために、経営者がこのようなイメージ戦略を取っているのだろうが、自分はちょっとイライラする。
買い物をしたあとの包装の仕方がタカシマヤは馬鹿丁寧である。すぐにドライアイスを入れて二重三重と包装してくれる。当然、その分の値段は高い。しかし、ラクセーヌにはこの二つの性格の全然違うお店だから共存できるのだと思う。上手に顧客の住み分けができていると考えられる。
さて、本当に老人の姿が目につく。家にいると退屈するのでラクセーヌにきたという老人が多い。自分ももうじき65歳になれば、はれて高齢者の仲間入りだ。この老人たちを嫌わずに受け入れるお店が今後は栄えると思う。イオンなどは柔らかいソファをおいて、老人に優しいショッピングモールを目指している。これからは、老人に優しいお店だけが生き残れると思う。