瞬間よ止まれ、汝は美しい。

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2015-09-03

昨日から自分のサイトの手直しをいろいろ行ってきた。特に大事なのが、トップページである。冒頭のページを開けた時に、つまらないという印象を与えると訪問者はすぐに去ってしまう。魅力的なトップページはどうして作るか。その作り方は多くの人が頭を悩ますことである。

何事も第一印象が大事であり、トップページの画像とキャッチフレーズを工夫しなければならない。いろいろと試行錯誤をして、以下の画像を選んだ。

main-corp

 

 

 

そして入れる文字だが、何か自分が強い印象を受けた言葉を入れたいと思った。いろいろと思い出してみる。そして「瞬間よ止まれ!汝は美しい」という文言を入れることにした。この言葉は、ゲーテの『ファウスト』に出てくる言葉である。主人公のファウストは悪魔と契約をする。ファウストが何かの瞬間に感動して「瞬間よ止まれ!汝は美しい」と言ってしまったら、ファウストは自分の魂を悪魔に奪われるという契約である。

むかし、学生時代に大山定一の訳で『ファウスト』を図書館で読んだことがあった。とても感動した。それ以来、この場面をよく覚えている。自分の人生において、そんな言葉を呟きたくなる瞬間が時々はあった。20年ほど前だが、実家に遊びに行って、幼い子供二人と両親が庭で遊んでいるのを家内と二人で眺めていたら、ふとゲーテのこの言葉を思い出した。秋の日に老いた両親と幼い子供二人が一心になって遊んでいる。静かで平穏な、そして平凡な瞬間。その瞬間を「美しい」と感じた。(今は両親は去ってしまい、幼い子供たちは成人してしまった)

そんなことでこの言葉を選んだのである。しばらくはこの言葉をこのサイトのキャッチフレースにして行きたい。なお、調べるとドイツ語の原文も見つかったのでそれも下に入れておく。原文を入れたのは格好付けであるが、実は自分は、いつかは『ファウスト』をドイツ語で読んでみたいという大それた野望?を持っている。

このところ、ドイツ語に少々関心を持っている。今年の初めから時間をかけて『グリム童話集』をドイツ語で読み終えた。それは巷で流布している最終版(第7版)である。最終版は初版本が持っていた荒削りの部分、子供にはふさわしくない暴力的な場面や性的な暗示をする部分を取り除いてある。読みやすくなった反面、何か原初的な荒々しさが失せたという人もいる。これから半年ほどかけて初版本を読んでみたいと計画している。

あと、ゲーテの言葉「人間は努力する限り迷うものである」も好きだ。ドイツ語で Es irrt der Mensch so lang er strebt.と言うようだが、この言葉は自分の他のサイトで使ってみようかなとも考えている。

photo credit: 1793 via photopin (license)
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