多言語社会というカオスから新しい日本語が生まれる?

スポンサーリンク
Pocket

京都の街に住んでいると外国人の数がつくづく増えたと思う。大阪の街も同じである。商売もいままでの日本人中心から日本人以外の客も考慮に入れる必要がある。先日、大阪の梅田に行った時、次の写真のような掲示を見かけた。

DSCN7964

「雑貨はLoft」と書いてある。つまり「雑貨は梅田Loftで買いなさい」という意味のようだ。この掲示ではいろいろな国の言語が使われているようだが、何という言語かちょっと興味を感じる。中国語やハングルはすぐに分かるが、あとはタイ文字、ロシア語で使われるキリル文字、インドで使われるデバナガリ文字か。下の方に sundry goods is Loft と書いてある。be 動詞が使ってあるとイコール関係を示すのだが、文法的にこれでいいのか?sundry goods in Loft とすべきではないか。と眺めていると色々と考えることができて楽しい。

これらの文字を使う国の人々が梅田Loftにやってきて、売り上げ増に貢献しているのだろう。多言語の掲示を示して、「あなたの国からきた人たちが私たちのお店でたくさん買ってくれていますよ」と感謝の気持ちと同時に「どうぞいらしてください」という宣伝文句を伝えている。

10年前と比べて、ホテルを予約することが非常に難しくなった。私は京都に在住していて、よく東京に出張で行くのだが、予約をかなり早めに取らないと滞在先を見つけるのが難しくなった。日帰り出張が増えた。学会などの懇親会に参加すると京都に戻るのは難しくなるので、いままではホテルで一泊してたのだが、最近は早々に引き上げるようにしている。

逆に京都に来る人たちからは「京都でホテルを見つけるのが難しくなった」との声を最近よく聞くようになった。そのために、やや離れた滋賀県の大津や大阪の茨木や高槻で宿を取るという話も聞くようになった。

これらの原因がすべて外国人観光客の増加が原因とは限らないが、少なくとも大きな要素を占めているのは確かであろう。観光客が宿泊しないようなビジネスホテルも結構外国人の観光客は泊まるそうだ。

大阪の西成は日雇い労働者の街で有名であり、一泊3000円ぐらいの安宿がある。そこは最近は外国からのバックパッカーが増えたそうである。そのために、英語の掲示を増やしたりして経営者は対応している。西成がバックパッカーのたまり場になるとは。食堂も安いところが多いので、確かにお金を節約しながら大阪の街を見学するには格好の場所である。

スーパーやコンビニでは、「両替はしません」という意味の多言語掲示をよく見かける。観光客だけでなくて移民も増えている。多言語への傾向はますます強まっていく。やがては日本語は日本列島で話される多言語の中の一つ、one of them になるだろう。言語的カオス。カオスの中から日本列島に住む人々の共通語、新日本語が誕生するかもしれない。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください