研究室の本を少しずつ搬出する

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2015-09-13

研究室の本を少しずつ搬出している。どれくらいあるのだろうか。これらの本を移動して研究室を空にするというのは大変な作業だ。段取りを決めて要領よく行わなければならない。図書館から貸し出しの本は全て返却した。また研究費で購入した本も返却した。おかげで、かなり本の量が減った。しかしそれでもかなりの本が残る。さらに捨てる必要がある。

問題はどこに搬出するかだ。今住んでいる京都のアパートは余分のスペースは全くない。金沢郊外にある自宅は自分の部屋はあるが、新たに置けるのは、せいぜい本は3,4箱ぐらいだろう。その部屋にはすでにたくさんの本が置いてある。すると能登半島にある実家に持っていくしかない。そこはかなり広い。玄関先から居間までに50箱ぐらいは置けそうである。ただ、コンクリートに直に箱をつけると湿ってしまうので、スノコをたくさん購入する。スノコの上に置けば湿気対策になると思う。さて、必ず残しておく本は以下のようなものである。

  • 自分の書いた本や雑誌
  • 人から寄贈された本
  • 自分が何ども読んだことのあるお気に入りの本
  • いつかは読んでみたいと思っていた本

以前金沢の大学に勤務していた時に研究室にたくさんの本があった。金沢から京都の大学に異動した時に、それらの本の半分は実家に送り、半分は京都の大学に持ってきた。だいたい50箱ほどに積み込んで移動してきた。今回はそれらの本+増加分の本を実家に送るのである。10年間で結構本の量が増えた。取捨選択を行わなければならない。

雑誌は全部捨てることにした。言語学関係の貴重な資料もたくさん捨てた。これで自分は言語学の研究は今後は無理かなという気がしてきた。ただ、授業で使うので英文法関係の書籍は残しておくことにした。今後は研究者という形ではなくて、アマチュアとして「ことば観察日誌」を書き綴っていきたいと思う。

ありがたいことに近年は電子書籍が普及している。kindle を使えば紙の本の必要性は減る。自分は kindle にはすでにたくさんの量の本をダウンロードしている。有料で購入した本は少なくて、ほとんどは無料でダウンロードした本である。著者が他界してから50年以上経った本は著作権が切れる。それで kindle は宣伝も兼ねて古典的な本はすべて無料でダウンロードできるようにしてある。そのシステムを利用したのだ。

自分のkindle はもう数千冊の本がダウンロードしてある。それを読むだけでも数百年以上かかるだろう。であるから研究室の本はすべて処分したとしても読む本がなくなって困るということはない。ただ、何回も利用して書き込んだ本などは愛着が残る。これらは持っていきたい。

そんなわけで、いろいろな思いを抱きながら毎日少しづつ本を捨てたり、勤務校の図書館に寄贈したり、と研究室の本の処理をしている。

Evernote Snapshot 20140519 142900

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