法善寺近くのラーメン屋

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2015-10-02

昨日はやや肌寒かった。今までは半袖で外出していたが、初めて長袖とジャケットを着て外に行く。非常勤先の仕事で大阪へ向かう。この日は昼食に金龍ラーメンを食べようと決めていた。先週も金龍ラーメンを食べようと思っていたのだが、途中で吉野家を見つけて、吉野家の麦とろ御膳を食べたくなった。麦とろ御膳は580円で金龍ラーメン(600円)よりも20円安い。そのこともあって、麦とろ御膳を食べてしまった。

そのことは9月24日の記事「久しぶりに大阪に行く」に書いた。自分のイメージとしては、大阪は京都よりも食事のおいしいところが多い。もちろん、京都にもおいしいところがあるのだが、自分で勝手にそんなイメージを作り上げてしまった。金龍ラーメンはメニューは2種類だけ、普通のラーメンとチャーシューだけである。それが値段の安い理由であろう。

なんば駅で降りる。そして西口を外に出て御堂筋を歩く。大阪松竹の背後の道を歩いて金龍ラーメンを目指す。1軒目は観光客でいっぱいで食べるスペースがない。中国人観光客でいっぱいである。二軒目も中国人でいっぱいである。なぜか金龍ラーメンは中国人に人気のようだ。中国で発売されるガイドブックにそう案内されているのであろう。

三軒目の金龍ラーメンを探す。法善寺の近くに通ると、「しあわせラーメン」なる看板を見つけた。これはどうか。

法善寺近くのしあわせラーメン
法善寺近くのしあわせラーメン
焦点があっていない。しあわせラーメンは750円。
焦点があっていない。しあわせラーメンは750円。
ゆで卵は一個だけ無料
ゆで卵は一個だけ無料

そんなことで、しわわせラーメンを注文する。味は金龍ラーメンを似ている。こってりとした味である。なかなかいける。ライスかおにぎり二個がサービスでつくという。キムチは食べ放題である。また、ゆで卵が1個無料で食べていい。そんなことで、自分はおにぎりにキムチを乗せてたくさん食べる。身体が火照ってくる。うーん、20歳ぐらい若返った感じだ。

さて、30歳ぐらいの男が入ってくる。茶髪で耳にリングをつけて、かなりチャラい感じだ。しかしネクタイをしてスーツを着ている。ラーメンと生ビールの中を注文している。私は暇に任せて、その男を観察する。この男の職業は何か?本当は写真に撮って皆様にお見せして職業当てクイズに参加してもらいたいのだが、そうもいかないので文章で説明をする。

職業はホストではないか?20年ほど前、私のゼミ生でホストをしていた男を思い出す。ホストの仕事に打ち込み過ぎて勉学がおろそかになった男だ。そのゼミ生は私よりもずーっと世慣れした感じで、話しぶりが営業マン風であった。高級なスーツを着て財布には常に30万円ほど入っている感じだった。勉強に打ち込むように、と注意しても、えへらえへらしていて、私の注意なんか適当にあしらっていた。おそらく、その男は心の中で、私に対して「安物の背広を着て、財布も空っぽで年中ピーピーしているくせに、この俺様に意見などするな」と思っていたのだろう。

その男を思い出した。雰囲気が似ている。しかし、昼12時ごろから生ビールなど飲めるものか。夜になると仕事が入るので、その時には酒は飲めないので、今飲むしかないのか。などといろいろと推察する。

ところで、この「しあわせラーメン」というネーミングだが、もう少し印象あるネーミングにすべきだったと思う。あまりに平凡すぎて印象が薄い。「法善寺ラーメン」でいいと思う。法善寺にちなんで、「願掛けラーメン」でもいいのではないか。「あなたの願いが叶う願掛けラーメン」で売り出すならば、結構いけるのではと思った。

レジで支払う。値段は750円でやや高めか。満腹になって非常勤先に向かう。

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