オーストラリア(2)

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2015-10-25

オーストラリアは、世界で6番目に大きな国である。しかし人口は2300万人ほどである(2013年時点)。日本と比較すれば、面積は日本の20倍であるが、人口は5から6分の1ほどである。住民は95%が白人であり、アジア人が4%、アボリジニ(Aborigine)が1%となっている。広大な国土にまんべんなく人が住んでいるのではない。おもに海外沿いに人々は住んでいるのだ。

牧畜業や鉱業がこの国を支える基幹産業である。海外沿いは緑地が多いが、中心部に向かうにつれて、奥地(outback)が広がり、草原(bush)ではときどき野火が自然発生する。大陸の中心部は砂漠となっている。

オーストラリアは1770年にクックの上陸を契機として、イギリスの植民地となっていった。1787年から50年以上にわたって、囚人(convicts)の流刑地として使われていた。しかし、この国を、犯罪者が作った国などと失礼なことを言うべきではない。(むかし、英会話のクラスで、ある学生がオーストラリア人の先生に、オーストラリアは囚人の国だと言って、一瞬、場が緊張したことがあった。その先生は何事もなかったように授業を進めた。)

その当時の多くの囚人たちは、ストライキの指導者、アイルランド独立運動の闘士、極貧にゆえに罪を犯したスラムの住民と、当時のイギリス社会の矛盾の犠牲者であったと言われている。

オーストラリア英語とロンドンの下町方言コクニー(cockney)との関係がよく指摘される。囚人あるいは移住者としてオーストラリアに渡った人はコクニーが話される貧しい地区出身者が多かったからである。さらに、アイルランドの影響も見逃せない。アイルランドの反乱関係者が移送されたこと、1840年代のジャガイモの凶作による飢饉のため、多くのアイルランド人が移民せざるをえなかったこと、によりオーストラリア英語はアイルランドの影響も受けている。

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