メルボルン大学

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2015-11-01

私たちがオーストラリアを訪問した最大の理由は、メルボルン大学に留学している長男が、きちんと生活をしているか見に行くことであった。長男は元気で頑張っているようだったので、家内も私も一安心した。

長男がメルボルン大学を選んだ理由は何だったのだろうか。はじめはアメリカにあるペンシルバニア大学に留学したいと言っていた。ただし、それには、TOEFL のiBTでスコアが102以上必要だった。長男はTOEFLを受けてみたが、そのスコアには達しなかったので断念した。次はトロント大学を希望したのだが、希望者が二人いて、長男の大学では一人しか推薦できないそうだった。ライバルの方が長男よりも成績が上だったので、長男は推薦から漏れてしまった。ただ、第三希望のメルボルン大学ならば推薦してもらえるとのことで、消去法でオーストラリアの大学を選んだのだ。

メルボルン大学
メルボルン大学
キャンパスの地図
キャンパスの地図
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廊下
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自転車置き場

そんな風にして選んだメルボルン大学だが、長男は非常に満足している。メルボルン市内中心部のやや北にあり、経済学部や法学部の建物はモダーンだったが、古くからの建物は古風でハリーポッターの世界に出てくるような雰囲気があった。

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大学の正門

長男に授業についていけるか聞いたら、授業自体は何も問題はないが、ディスカッションの時に、自分の意見を述べるのだが、時々つまるそうだ。クラスメートたちはかなり早口で堂々と自分の意見を述べていくので、日本式の大学教育に慣れた人間にはちょっとハンディだと言っていた。

ところで、メルボルン大学はどの程度の大学か知りたいと思った。自分はメルボルンにあるモナシュ大学は言語学関係の研究で有名なので知っていたが、メルボルン大学はどのような大学かあまり知る機会はなかった。

長男に聞くと、メルボルン大学はノーベル賞の受賞者が今までに8名いるという。Wikepediaで調べると確かに8名の人物がノーベル賞を受賞していた。下にそのまま引用する。しかし、1996年受賞のマーリーズの名前が二回登場するので、このWikipedia の表はまだ不完全なようだ。

  • 2009年エリサベス・ブラックバーン(医学生理学賞)
  • 1996年ジェームズ・マーリーズ(経済学賞)
  • 1963年ジョン・C・エックルス(医学生理学賞)
  • 1960年フランク・マクファーレン・バーネット(医学生理学賞)
  • 1958年ジョシュア・レーダーバーグ(医学生理学賞)
  • 1945年ハワード・フローリー(医学生理学賞)
  • 1996年ジェームズ・マーリーズ(経済学賞)
  • 1991年ベルト・ザクマン(医学生理学賞)

とにかく、長男は由緒あるメルボルン大学に留学できて、非常な光栄に思っているようだった。また長男が通っている経済学部にはノーベル経済学賞を受賞した学者もいて、誇り高い学部のようだった。ノーベル賞を受賞者が8名もいるなんて、これは大変な大学だと思う。長男はこの由緒ある大学でモチベーションの高いまま勉強を続けてくれればと願うのみである。

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メルボルン大学」への2件のフィードバック

    • ご指摘を受けまして、ネットで調べてみました。List of University of Melbourne peopleというサイトを見つけたので、以下のサイトです。https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_University_of_Melbourne_people
      それによれば、首相は4名で、Alfred Deakin、Julia Gillard、Harold Holt, Sir Robert Menzies のようです。また、メルボルン大学のノーベル賞ですが、Wikipedia なのでは8名とあります。また、いままで、オーストラリア全体でのノーベル賞の受賞者は2014年時点ですが、合計が15名のようです。ですので、メルボルン大学のノーベル賞受賞者数が17名というのは多すぎるような気がしますが。

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