2015-11-03
メルボルンの町で気づいた点は自転車のレーンがきちんとあることだ。メルボルンは坂の多い町であるが、サイクリストたちが結構いて、走りを楽しんでいる。
日本でも、道路交通法上では自転車は車道を走るようにと記されているので、近年は警察から自転車は歩道を走るな、車道を走れと指導がうるさくなった。そのためには、日本でも自転車で車道を走る人、ママチャリで車道を走る人を見たりする。ときには逆走する人もいる。歩道を走る感覚で走っているのだ。
自転車は車道を走れという警察の指導だが、これは自転車のためのレーンが整備されて、はじめて意味を持つのである。全然、自転車のためのレーンが存在しないのにそんなことを言うのは危険ではないかと思う。私の住んでいる京都でも自転車のレーンが作られ始めている。しかし、始まったばかりで、ほとんどは未整備である。京都の道はとにかく狭すぎる。自転車は歩道を走るしかないではないか。
ところで、メルボルンの町を見て、自転車の車道通行に関しては納得がいった。それは、自転車のためのレーンがたくさんあるのだ。国土が広い国であり、車道も歩道も広い。贅沢なほどのスペースが取ってある。
おそらく、日本の警察は諸外国のこのような動きをマネをして、突然、道路交通法通りにきちんと車道を走れと言い出したのだろうと思う。
メルボルンでは自転車乗りはヘルメットをかぶるのが義務である。たくさんのサイクリストがいて、そして格好いいヘルメットや服装で軽快に走っていた。写真に撮りたかった。しかし、どうも直接カメラを向けるのは遠慮してしまった。いい写真はない。
ヘルメットは、セブンイレブンで10ドルで売っている。そして、日本のサイクリストたちがかぶるようにヘルメット(何というのだろうか、恐竜の頭に似たヘルメット)をかぶっている。そして、かなりの速度で走る。
資源の乏しい日本みたいな国では自転車の活用をもっともっと図るべきである。京都は比較的に平らなので、資金を投入して自転車専用レーンをたくさん作ってもらいたい。