2015-11-27
昨日大阪に行ったが、その時に駅の名前であることに気づいた。それは地下鉄堺筋線を南に向かっていた時だった。長堀駅の次の駅だが、駅のアナウンスは「にっぽんばし」と発音していた。ホームの掲示は「日本橋」とある。でもアナウンスは「にっぽんばし」である。今まではボンヤリしていて気づかなかったのだ。
自分はかなり長いこと、関東に住んでいた。銀座線なども何度も乗った、三越前の次が「日本橋」である。でも発音は「にほんばし」である。その発音にずっと親しんできた。そもそも歌にあるではないか。「おえど、にほんばし、ななつだち」とあるように、「にほんばし」と覚えていた。そもそも、大阪に日本橋という地名があることさえ知らなかった。
ローマ字表記ではどうなるのか、「にほんばし」ならば、Nihonbashi とNihombashi の二つの表記がある。bの音を出すときに唇がしっかりと閉じるので、それに引きづられるように前に来る音は m 音になる。音の実態は後者の表記がいいのだが、日本語の綴りを忠実にローマ字化すると前者になる。
大阪の日本橋の英語表記(ローマ字表記というべきか)は、Nipponbashi と Nippombashi の二種類あるようだ。
ここでまぎらわしい表記を適当にあげてみる。新潟県の高田は、たかた、たかだ、のどちらか?岐阜県の米原は、まいばら、まいはら、のどちらだ?茨城県、いばらきけん、いばらぎけん、茨木市は、いばらぎし、いばらきし、のどちらか?
濁音か清音か、人の名前もどちらで発音するか分からなくなる。清田という学生がいて、「きよだ」さんと呼んだら「きよた」ですと訂正されたことを思い出す。
今度、授業でそんな話をすれば学生は喜んでくれるかな。次の画像は「二本箸」である。

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