変な初夢を見る。

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2016-01-03

初夢とは、1月2日か3日にかけて見る夢をいうようだ。自分は朝方に夢を見た。内容は次のようである。

ある学生(Tさん)が成績の履修のことで相談に来る。成績が悪いので、私の科目の履修を取り消そうと考えている、と言う。私は履修を続けるようにと説得したいと思って、成績簿を取り出そうとする。すると見つからない。右手の棚にいつも置いてあるのだが、どうしたんだ?と不思議に思う。たしか背表紙は黒色だったので目立つはずだがと考える。

もしかしたら、コクヨのA4サイズのこのノートが成績簿だったかな、と、それを取り出してみたりする。私の殴り書きが記してあるだけだ。私が焦って成績簿を探しているので、学生のTさんは不信感を募らせたようだ。「履修の取り消しをする」と強く言い張る。私は「成績簿はどこに行ったのだ?あれがないと今年度の成績は出せないではないか。これはピンチだ」とますます焦る。

なぜか、同僚の教員の間でも私が成績簿をなくしたことが知れ渡ったようで、陰口が聞こえてくる。自分自身に「落ち着け」と何度も言って、何度も何度も成績簿を探すが見つからない。「わー、弱ったな」と思っていたら目が覚めた。夢だったのだ。「よかった」本当に安堵感を覚えたのであった。

これが私の初夢だ。初夢は縁起もので、富士山や鷹や茄子が出てくると縁起がいいとされているが、「成績簿」はどうなのか。

私は常に「大事なことを忘れるのでは」という恐怖心をいだいている。昨年は7月3日に「手帳が見つからない」の中で、手帳をなくして困った話をした。幸いにも見つかったのだが、自分の職業にとって、手帳とか成績簿は大変重要である。これをなくしてはいけないという思いでこんな夢を見るのであろう。

私はこの数年、ものを忘れないようにという工夫をしてきた。常に手帳を持って、スケジュールはどんな細かいことでも手帳に書き込む。毎朝、手帳を広げてスケジュールを確認する。しなければならない仕事は一覧表にして、手帳に挟んで常に確認している。

商売柄、学生が卒業論文の相談などに研究室に来る。アドバイスや質問をすると、「先生、先週、全く同じ質問をしましたよ」と言われることが多くなった。その対策として学生との相談の時は、大きなノートを広げてその概要を記録するようにした。学生が予約制で来室するときは、事前にノートを読み返しておくので、以前と比べると「同じ質問をしている」という苦情は少なくなった。

このブログを立ち上げたのも、日々の出来事を記録しておきたいという思いからである。時々ブログを読み返すと細かいことまで想起できてとても便利である。

「忘れてはいけない」という強迫概念に近いものを私は常に持っている。私の母がそうであったが、外出するときは何度もガスコンロなどを消したか確かめる。外出してからも急に心配になり、10分ほどかけてまた戻ってきて確かめたりする。

私も遺伝のせいか、研究室で電気ストーブのスイッチを何度も確かめる。消したと分かっていても何故か確認しないと気が済まない。

さて、私の初夢の解釈は、「忘れ物をしないように気をつけろ、何でも記録して、記録したものをなくさないようにしなさい」との神様からのメッセージだと思う。これさえ、気をつけておけば「今年は無難な年」になるのだと思う。

photo credit: Sleepy Monkey via photopin (license)
photo credit: Sleepy Monkey via photopin (license)
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