軽業のようなピアノ演奏について

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2016-01-07

先日、マルタ・アルゲリッチのピアノ演奏がアクロバットのようだと述べた。右から左へと両腕が動き回り、恵まれた才能の人で過酷な練習に耐えた人だけが可能な演奏である。マルタ・アルゲリッチは楽譜も見ないので、楽譜を暗記しているのである。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番はピアノのパートが派手である。チャイコフスキーはいかにも大衆受けを狙って作曲したのではと考えてしまう。であるので、最初はその派手なピアノの音に魅了されてしまうが、繰り返し聞いていると疲れ果てる曲である。心が安まる曲ではない。

その点では、バッハの曲などは何度聞いても飽きない。現在の自分のお気に入りは、(1)イギリス組曲の2番のプレリュード、(2)イギリス組曲の6番のプレリュード、(3)インヴェンションの第13番である。

これらは、チャイコフスキーと比べると弾きやすいようだ。特に、(3)などは、小さい子供なども弾いており、その様子がYouTube アップされていて、それらを聴くととても楽しい。指はそんなに動かさないので、チャイコフスキーを弾くほど難易度は高くないようだ。たくさんの演奏の様子があり、人によってスピードがかなり異なる。解釈の違いによるのだろうが、どのスピードで演奏すべきという基準はなくて、各自の自由に任されているようだ。

有名な演奏家であるグレン・グールドはどういうわけか、(1)(3)は途方もないスピードで演奏して、(2)はきわめてゆっくりと演奏する。(いったい何を考えているだろうか、この人は?)

本当はYouTubeから演奏をこのブログに貼り付けたいのだが、著作権に触れるかもしれないので、それは控える。関心のある人はYouTubeで直接検索してほしい。日本語で検索すると限られた数しか出てこないが、英語で検索(たとえば、invention 13, Bach などで)すると、たくさんの演奏がヒットされる。

バッハは飽きないと言ったが、厳密に言うとそうでもない。昔好きだったのは、無伴奏バイオリンのパルティータ2番のシャコンヌの部分、管弦楽組曲2番のフルートの演奏などである。今でも好きだが、これらの曲はやや派手すぎるかなと感じるのである。年とともに、地味な曲が好きになっていく。

photo credit: bach_0227 via photopin (license)
photo credit: bach_0227 via photopin (license)
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軽業のようなピアノ演奏について」への2件のフィードバック

  1. 今年は、アコーディオン、音楽がキーワードになりそうですね。
    先日、先生のライバル、海老蔵さんの歌舞伎を見て参りました。特に、最後の口上のところでの「にらみ」に皆大喜びでした。帰宅直後彼のブログを見たところ芝居前、芝居後まめに更新していて驚きました。
    さあ、今年も頑張るぞ!

    • namakoさんへ   海老蔵のブログは写真をたくさん載せてあります。文章量は少ないのですが、あんまり余計なことは書かないで、自分の近況をこまめに報告しているのが魅力の一つですね。読者数が333,097名とたくさんの読者が登録されています。さて、このブログ、来年はライバルの海老蔵の読者数を超えて、50万人を狙います。これが私の新年の誓いです!

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