エボラについて

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2014-10-16

このところ、エボラについてのニュースが多くなってきた。アメリカのラジオ放送を英語の勉強を兼ねて、iPhoneで数日聞いている。このところアメリカで最も注目されているニュースはISISとエボラ(Ebola)の広がりである。ここでは、エボラについて投稿してみたい。西アフリカでエボラが蔓延し始めてからすぐにニュースで話題になった。アメリカでは、リベリアからテキサスにやってきたThomas Eric Duncan氏がEbolaを発病してから、さらに一層、この話題が報じられるようになった。特に、Duncan氏の治療に従事した二人の医療関係者Nina Phamさん とAmber Vinsonさんの感染が報告されると、アメリカのメディアの口調はかなり厳しい悲観的な要素を示し始めたように思える。

日本でも、8月ごろからエボラは話題に上り始めた。10月になると世界での発病者の数は爆発的に広がり、日本でも遅かれ早かれ発病者が出ることが予想される。アメリカのように人々がまばらに住んでおり、ほとんどの人が車で通勤する国と、日本のように人口が密集して住み、満員電車で通勤通学する国では、いったん、ことが起こると事態の深刻さは異なるように思える。どうか、無事にこの病気が収まってほしいと願うばかりである。

自分が知ったことがいくつかある。アメリカには、アメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:略称はCDC)という疾病予防専門の機関があって、病気の防止に効果的に機能しているようだ。日本でこの組織に該当するような権威的な機関が存在するのだろうか。もしもないならば、アメリカのCDCを見習って明日にでも立ち上げる必要があるだろう。

病から回復した人もいるようだ。たとえば、アメリカ人のBrantly 医師は西アフリカで医療活動していたがエボラに感染した。しかし何とかこの病から生還した。この人は生還した数少ない人の一人である。彼のインタビューを聞いたが、エボラの収束を願う発言は当事者だけあって重みがあった。(また、ラジオを聞くことで、ギニア、シエラレオネ、リベリアの国名の英語の発音はゲニー、シエラリオン、ライベリアであることも知った。)

アフリカのそれぞれのコミュニティはながらく外界との接触もまれで数千年の間、独自の文化、言語が発達した。そして独自の風土病もあったのだろう。やがて外界との接触がはじまり様々な事物が押し寄せてきた。彼らの固有の文化や言語は、外界の文化や言語ゆえに消滅し始める。しかし、風土病だけは消滅どころ、外界の世界に対して広がり始める。エイズもそうであったし、その他の有名な病気も、はじめは限定された地域から広がったのである。

ヨーロッパは人口が密集する地域であり、古来からいろいろな伝染病が広まった。ペロポネソス戦争の時のアテネは天然痘?が広まったし、14世紀の黒死病(ペスト)も有名である。しかし、このように伝染病が何回も広まった為に、生き残ったヨーロッパの人々は伝染病に対して強い耐性を得たのである。後に新大陸にヨーロッパ人が移住すると、彼らの持ち込んだ伝染病のために、多くの先住民が亡くなったのである。

今度のエボラはどのように収束するのであろうか。とにかく生き残こる人々もかなりいるようであるから、まさか人類が滅亡することはあり得まい。ただ、今回の出来事は、人間と病原菌との長い付き合いの歴史について、深く考える機会となるように思える。

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