2016-01-08
正月はテレビを見ていた。一日に放映された「芸能人格付けチェック」という番組が面白かった。これは、芸能人たちがチームを組んで、味覚や音感などのジャンルごとに正しいものを選ぶのである。間違える度に一流→普通→二流→三流→そっくりさん、とランクがダウンしていく。最後には「映す価値なし」となって、画面から消滅してしまう。
毎年この番組を見ているが、結構面白い。目玉の一つはGACKTが連勝記録をどこまで伸ばすのかという点にある。視聴者たちが参加できるのは、絶対音感と吹奏楽と盆栽の三ジャンルである。ワインや味覚などは実際に味わうことはできないので芸能人たちの反応をみるだけだ。
「絶対音感」というジャンルは2種類の楽器の演奏を聴いてどちらが高価な楽器を用いた演奏なのか当てるのである。ストラディバリウスのバイオリンなどを用いた総額32億円の楽器を用いた演奏と初心者用の総額80万円の楽器の演奏を聴き比べる。曲はタイトルはわからないが、何やらバイオリンとチェロの三重奏を聴く。
私は一生懸命に聴いてみたが、どちらが優れた音色かはよく分からない。どちらかと言われると、何となく、こちらかなという方を選んだら、それが当たった。しかし、素人にはよくは分からないものだ。
「吹奏楽」というジャンルでは、プロの吹奏楽団「東京吹奏楽団」とアマチュアの「玉川大学吹奏楽団」を聞き分ける課題だ。音楽は『闘牛士の歌』である。二つの演奏を聴く。Aの演奏は荒い感じで、きーん、きーんと耳障りな音がする。Bは迫力はやや欠けるが、落ち着いた成熟した演奏で自分はこちらの演奏の完成度が高いと判断した。家族たちの意見も同じであった。
しかし、Aがプロの演奏であったのだ。そんなものか。この課題では、GACKT自身はAという意見であったが、相棒たちがBを選んだので、GACKTグループの連勝記録はストップしてしまった。
それはそうとして、GACKTが牛肉やワインを選ぶときは、まったく余裕でもって正しい答えを選んでいく。この人は毎日どのような生活をしているのか。毎日高級品を味わっているのか。とにかく、一風変わった芸能人である。
来年の正月もこの番組はあるだろう。その時に、GACKTがどれ位正解を出していくか見るのが楽しみである。
同僚の方で音楽に造詣の深い人と話す機会があった。この方は卒業式や入学式にピアノの伴奏をする。自宅には、グランドピアノとアップライトのピアノの二つを持っている。私は昨日のブログで、バッハのイギリス組曲は弾くのは易しいと述べたが、その方の意見では、演奏はかなり難しいそうだ。
バッハの音楽は四声を追いかけたりするときは、指が追いつかないときもあるそうだ。とにかく、バッハは奥が深いという点は私と考えが一致した。
あと、練習のしすぎで指を痛める人がいるが、それは無理な練習をすることから生じるのであり、きちんとしたルールに沿っての練習ならば、そのようなことは起こらないと言われた。いろいろと参考になることを教えてもらった。