狸の焼き物

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2016-01-18

昨日、名神高速道路をドライブしているときに、多賀のサービスエリアに立ち寄って。すると売店の入り口に信楽焼きの狸の置物が二つ並んでいる。とても愛嬌があってかわいいと感じる。このところ、町をドライブしていると、ところどころに信楽焼の狸を見かけるが、なんとなく楽しくなる。ところが、この信楽焼の狸の置物は、西洋からの観光客にとってはグロテスクそのもので、これを装飾品にする日本人の感覚に驚くそうだ。

このあたり、日本と西洋の感覚の違いだろうか。たとえば、日本人は虫の鳴き声を音楽的に感じて、大脳生理学の教えるところでは右脳で処理しているという。ところが、西洋では、雑音と感じて、左脳で処理するという。このあたりの違いは面白い。

30年ほど前、カナダのバンクーバー島に行ったときにある漁師と知り合った。彼が言うには、ナマコ (sea slug)が網にかかっても今までは捨てていたが、日本の商社が来て買い付けるようになったので、捨てないで売るようになったという。好奇心からか、彼は試しにナマコを食べてみたが、「ゴムを噛んでいるようだった」と私に言った。またウニも日本人が買うようになったので、捨てないで輸出するようになったが「あんなものが食べられるとは思ってもいなかった」と言った。

私はナマコは殊の外好物である。薄く切って酢につけて、温かいご飯と一緒に食べると非常においしい。また、ナマコのはらわたを「このわた」と言うが、これまた非常においしい。私が小学生の頃は、私が住んでいた石川県でたくさんとれて、ご飯にのせて食べてものだった。そのおいしさを知っているが、近ごろでは見かけることはなくなった。取り過ぎでいなくなったのかもしれない。

このように、西洋と東洋でいろいろと感覚が異なっている。それが異文化交流の時の違いの原因となっていたのだが、近ごろは、各地の食文化が互いに普及するようになった。日本食が世界中に広がり、寿司なども好まれるようになった。生の魚を西洋人でも平気で食べるようになった。

バンクーバーで知り合った漁師は今はどうしているのか。彼は、ナマコやウニを食べるようになったか。そして目を細めて舌鼓を打っているだろうか。

信楽焼の狸の置物
信楽焼の狸の置物
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