退職記念講演会

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2016-03-04

昨日は退職記念講演会が本学で行われた。この日の主役は、実は私であった。私は65歳を迎えたので、今年度の3月末で定年退職である。定年退職を迎えた人間は何か記念講演をすることが本学では慣わしとなっているので、私も講演をするようにと仰せ付かったのであった。

いろいろと考えたが、「CEFRとTOIECを活用した英語教育」というタイトルで、この10年間に自分が試行錯誤した英語教育を紹介することにした。参加してくれる方々は英語教育の専門家でない方がほとんどなので、できるだけ分かりやすい講演になるようにした。

講演の内容は、現在の主たる二つの英語資格試験、英検と TOEIC が本学においてどのように活用されてきたか10年間の推移を説明した。そして、TOEIC が持ついくつかの欠点を補う意味で、CEFR を活用するべきと唱えたのである。ヨーロッパ評議会の考えや、CEFR によるレベル分けの説明、言語パスポートの解説をもした。

そして、自分が在職中に主におこなったこと、自分のゼミ生たちを対象に、「光華パスポー」トという小冊子を作成して、活用したこと、その効果と問題点などを論じたのであった。締めくくりとして、京都光華女子大学の今後のますますの発展と教職員の皆様のご健勝を祈念して挨拶を終えたのである。

聴衆の方は、興味を持って聞いてくれたのか分からないが、何人の方からは終了後に興味深い講演であったという言葉をいただいた。お世辞でも嬉しいものである。

講演の後で、立派な花束をいただき、皆様から拍手をもいただき、非常に恐縮した次第である。

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花束をいただき恐縮している姿
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必死で発表している姿

その後、夕方の6時からは学科の皆様から送別会を行ってもらった。場所は京都市学校歴史博物館の向かい側にある CAMERON (伽芽論)という名前のレストランであった。このあたりは道が入り組んでいるが、このレストランは、まさしく隠れ家という雰囲気で大正時代を彷彿させる内装であった。ところで、みんなでCAMERON とはどのような意味かと不思議がって、スマホの英語とフランス語の辞書を引いてみたが、そのような語はない。どのような意味か?

出席者の間でいろいろな話が弾んだが、私の右隣は仏教学の先生であった。仏教についていろいろと教えてもらった。勉強になったことは、仏教学に於けるチベット語の大切さであった。仏教はインドが発祥の地であるが、サンスクリット語やパーリー語の文献は大事にされてなくてあまり残っていない。しかし、仏教文献が昔、チベットに持ち込まれた時には、チベット語に忠実に翻訳されていて、さらにそれらの翻訳はほとんどが残っている。であるので、仏教学を学ぶためには、チベット語の学習は必修であるそうだ。

現在は、仏教学を学ぶには、インドに行く必要はあまりないそうである。むしろドイツやイギリスなどの西洋の方が役に立つそうである。ただ、文法論などを学ぶにはインドに行くこともかなり効果的とのことも教えてもらった。

などといろいろ教えてもらった。最後にふたたび花束をいただき私はまた恐縮した次第である。みなさまお元気で、ご活躍ください。

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