2016-04-17
いままでは、黒板にチョークで書いて説明をしていた。この方法だと字が汚かったりすると読みづらいと苦情がでる。さらに、黒板の文字を消そうとすると、もう少し待ってくれと言われることもある。
それで、数年前から大事なことはプリントで配って説明することが増えてきた。それを学生は保管してテストの前などに復習することができる。それならば、学生は重要事項の見落としはなくなる。
また、PowerPoint などを用いて説明することも増えてきた。画像を示したり、音声を聴かせたりするときは、パソコンを使って教室で説明するとわかりやすくなる。しかし、これだと、単に教員が説明して、それをただ聴くだけ、説明が単に流れるだけのような気もする。学生は全く受け身の態度を取ることが増えるかもしれない。
本当は教員が説明して、それに対して学生が質問する。双方向からの交流がある授業が望ましいのだが、日本の文化では、学生は受け身のことが多い。
であるので、沈黙を守る学生から発言を引き出すためには、机を円く並べて、教員が学生に質問をしながら答えを引き出すならば、対話形式の授業に近づくわけだ。これは演習形式の授業の特徴であろう。しかし、大人数の授業になると難しくなる。
この数年はブログに資料を載せていることがある。学生にブログのこのページを読んでおくように指示する。授業の時にも学生がノートパソコンを持ち込んで、その場で見ながら質問したり考えることが可能になる。
授業が終わったら、自分のブログを修正することができる。どの部分が学生には分かりづらかったか、どの部分が加筆が必要かが分かるからである。さらにそのブログは来年度以降も使うことができるのである。毎年毎年、その資料は分かりやすいものに改良されていく。
そんなことで、今年は二つの授業を念頭に資料のブログへのアップ化を心がけることにした。
