2016-07-06
昨日は、基調パネルディスカッションに参加した。東京都オリンピック・パラリンピック準備局が主催する「東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた多言語対応」というフォーラムの基調のパネルディスカッションであった。
はじめに厚切りジェイソン氏による「Why 多言語対応?」という内容の講演があった。外国人としての自分が日本で経験した様々な事例から、標識などで戸惑った体験談を話してくれた。かなり日本語が上手で、ジェスチャーを交えた楽しい講演に、聴衆の多くは喜んでいた。
さて、次が、基調パネルディスカッション「東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた多言語対応」である。進行役は、みずほ総合研究所の太田智之氏であった。太田氏のコーディネートのもとで、私(河原俊昭)がまず言語サービスとは何か、なぜ必要かについて論じて、次に佐藤和之教授(弘前大学)による「やさしい日本語の必要性」、とくに災害時におけるやさしい日本語の必要性を力説されていた。そして、バックハウス准教授(早稲田大学)が東京都で見かけた、標識の文字やピクトグラムなどについて説明があった。
聴衆の多くは、東京都の職員の方々であり、2020年に向けて、たくさんの外国人観光客の訪れる時、さらにはその後の行政のあり方などについて関心を持っている方々であった。今日のパネルディスカッションが有意義であり、多くの人に何かを与えることができたことを願っている。
河原の資料に関してはここをクリックしてください。
なお、このフォーラムの様子がNHKのニュースで放映されました。その画面の一部を次に貼り付けています。

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