2016-08-22
世界のほとんどの国で、教育は初等教育(Primary Education)、中等教育(Secondary Education)、高等教育(Tertiary Education)に分かれてる。ただ、その開始時期は、数年は異なることが多い。日本では、6歳から小学校へ、12歳からは中学校へ、18歳からは大学へ行くのが通例になっている。
中等学校は前期と後期に分かれていて、前期中等学校(Lower Secondary School)と後期中等学校(Upper Secondary School)に分けられていて、日本での名称は前者は「中学校」、後者は「高等学校」である。
中等学校を分割しないで一貫教育を行うことが近年始まっている。もともとは、私立学校では、中学から高校へのスムーズな移行をめざして中高一貫校は行われていたが、1998年(平成10年)6月の学校教育法改正により中等教育学校が新設され、公立の中高一貫校が生まれている。
メリットは何か?6年間一貫教育が可能であるため、前期課程・後期課程間で学習指導要領に指定されている内容の一部入れ替えや先取りが行われることであろう。これは教育課程の特例として認められているのだ。これに基づき教育内容の整理・精選が可能となるのだが、往々にして、大学入試を意識して教科の編成を行うことがより柔軟にできるようになることを意味する。
何か、ある目的を設定して、特異な理科教育を提供して生徒の才能を伸ばすという風にまとまればいいのだが、単に大学入試を目指す予備校という位置づけならば、これは問題である。
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