くしゃみ看護師

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2014-10-30

Fox News Radio を聴いている。Securing Americaというスローガンが何回も聞こえてくる。アメリカという国は巨大で安定感は抜群と思うが、そこにいる人々はかなりの危機感を抱いているようだ。このSecuring America というモットーがアメリカで受け入れられている現実がある。もっとも、メディアが危機感をあおり、自分たちの商売に結びつけようとしている面はあるが。

エボラの話がやはり多い。今日の話は、ニュージヤージ州の看護師が強制的に隔離されるのを拒否して法廷に訴えたというニュースに関することだった。この看護師の名前だが、Nurse Hiccup (くしゃみ看護師)と自分には聞こえるので、ネットで調べるとKaci Hickox という名前のようだ。Nurse Hickox とラジオで言っているのだが、自分はNurse Hiccupと聞いてしまった。「くしゃみ看護師」とは何か可笑しい。

彼女が州の強制隔離の措置に対する反対の声明をラジオで聞いたが、実に堂々としている。はっきりとした声で自分の主張を述べるのに驚いた。「私は外に出歩かないで (I don’t want to wander around) 、自己隔離する(volunteer quarantine, self-monitoring)ので大丈夫」と言っている。 33歳と比較的若い人がこんなにはっきりとマスコミでしゃべれるのか。ヒラリー・クリントンの演説かと一瞬思ったほどだ。自己主張・自己表現のわざを小学生から鍛えられた人々は違うと感じる。

この人は、国境なき医師団(Doctors without Boarders)に所属して西アフリカでエボラ患者の治療にあたった。とにかく、自分の信念を持っていて、障壁があってもその信念を貫くタイプのようだ。ラジオの司会者は彼女の今置かれた状況を、iIsolation tent, isolation prison に入れられるのを正式に拒み (open refusal) と述べている。そして、視聴者にDo you trust Ebola workers? と問題を投げかけていた。

そのあと、オバマ政権のエボラ対策になったが、司会者が Obama を Ebola と言い間違えて、これで二回目の言い間違いだと苦笑していた。視聴者の一人が電話で意見を述べていた。「エボラなどはあまり重要でない問題だ、政府は経済対策やエネルギー対策をしっかりやれ」と彼は言っていた。(私見だが、アメリカで10人ほどエボラ感染者が出たら、この視聴者もそんなことは言っていられなくなると思うが)

そのあと、なぜか男性用下着の話になった。自分は話の展開が追えなかったが、一つ覚えたことは、ボクサーが着るような下着を英語では boxer’s shorts だと思っていたら、boxer’s briefとも言うことである。

とにかく、Fox Radioを聞いていると勉強になる。 今のところは全然飽きないで毎晩聞くことができる。

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