点滴での栄養補給

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2014-11-09

自分の日常は非常に単調なものである。このアパートと職場の往復の日々である。基本的には何も起こらない。週末になるとイオンに買い物に行ったり母の病院に行ったりする。今日も病院に行ってきた。

母はもう胃瘻さえも継続するのは難しくなってきた。胃からチューブを入れる栄養補給も、このところ逆流するので肺炎を起こしやすいのでストップしている。そのために、点滴で栄養補給である。母の担当の看護師さんから点滴に関していろいろ教えてもらった。教えてもらったことを、キーワードを中心に iPhone (Evernote) にできるだけその場で書き込む。自宅に戻ってから、そのキーワードを見ながら、看護師さんの話を再現している。

看護師さんの話では、母は胃瘻はこのところ難しいので、点滴を中心に栄養補給をしている。点滴をする場所は手首や手足など適切な場所を選んで針を刺す。一般に同一箇所は3日が限度とされている。(母の右手の甲は点滴をしたので内出血で紫色となっている)現在は右手の側面か手のひらあたりに針を刺している。(母に聞くと今はどこも痛くないと言っている。しかし、先週、看護師さんが左足の血管に針をさした時は、非常に痛がった。)

心臓に近い動脈の血管ならば濃い栄養を入れられる。しかし、年寄りは静脈しか点滴はできない。静脈に濃い栄養を入れると静脈炎(静脈が炎症)を起こす。母のような痩せた高齢者でも一日で1000kcal 弱の栄養補給は必要である。少しずつ栄養補給しているので点滴に長い時間をかける必要があるそうだ。

母の病室は4名がいる。一人の患者はよく「おなかが痛い」「頭が痛い」と看護師さんを呼ぶ。看護師さんはつっけんどんな態度は取れないので、何とかなだめている。このように常に苦情を訴える患者への接し方は難しいと思う。もう一人の患者は、よく歌を歌っている。童謡のようだが、小さな声なので何の歌かはっきりとは聞こえない。もう一人は着替えやオムツ替えのときに、怒鳴ったり、世にも悲惨な声を出したりして抵抗する。これらの患者を見ていると看護師の仕事は心身共にタフでないと勤まらない仕事だとつくづく思う。

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