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6月15日(土曜日)はフィールドワークの日であった。岐阜公園の織田信長の銅像の所に9時半に集まって出席をとり、そこからフィールドワークを行った。この日は数日前の天気予報では、雨の予報がされていたが、幸いにも晴れたのである。正確には曇り空であったので、暑くなくて、フィールドワークには絶好の日となった。
この日のフィールドワークの課題は、岐阜公園を中心にして歩き回り、岐阜の観光促進にはどのようにすればいいのか考えることであった。例えば、宣伝を増やすとか、この道は広げた方がいいとか、ここには駐車場が必要とか、とにかく、地元の観光産業発展のための知恵を出すことであった。
さて、出席を確認して、全員そろったところで記念写真を撮った。

写真の背後にあるのは、若き日の織田信長の銅像である。弓をまさに射るところである。天下統一の野望がようやく達せられようとしたときに、明智光秀の手によってその野望は潰え去った。そのような歴史を背景にしている岐阜には、まだまだ知られていない歴史がたくさんあるのだ。
歴史を観光に結びつけて生かすのが、この岐阜市の発展するカギである。正直言って、京都や奈良と比べると岐阜の観光資源は地味である。が、創意工夫によって岐阜市が注目を浴びることがあり得る。1973年のNHKの大河ドラマ『国盗り物語』では、斎藤道三、織田信長などが登場して、この美濃の地を有名にしてくれたが、再度なにか似たような企画がほしいところである。
私自身はそんなことを考えているが、若い学生達は何か他のアイデアを考えてくれるか。岐阜市を舞台にしたアニメがあって、その聖地巡礼があれば、若い世代にはアピールするのではと考えたりする。
私は、この日は、岐阜大仏とか伊奈波神社を訪問する。岐阜大仏は、鎌倉の大仏、東大寺の大仏と並んで日本三大大仏といわれているが、やはりここは地味である。もう少しプラスアルファがほしいところである。