日本人はなぜ「頼む」のか、を恵贈してもらった。

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私の畏友白川辺達夫東洋大学教授から、ちくま新書『日本人はなぜ「頼む」のかー結びたいの日本史』を恵贈してもらった。

日本社会とその歴史をいろいろな本が独自の視点から分析している。たとえば、土井健郎『甘えの構造』、中根千枝『タテ社会の人間関係』、丸山真男『日本の思想』がある。それらは独自の分析点を持ってきて、読者をなるほどと言わせる力量がある。

この本も「頼む」という視点から、日本史の様々なことを説明してくれている。「頼む」をキーワードをして見てみると、日本人の社会的な結合や、依存関係がはっきりと見えてくる。私自身は歴史の専門家ではないが、そんな自分が読んでみても、新しい見方、着眼点があったので、有益であった。文章も平易で楽々読める本である。

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