リージョン・スタディーズの授業では、主に地域の文化・経済などを研究している。今回は、近くの高富大龍寺を訪問して、このお寺が地域住民にどのように関係しているのか調査することになった。朝の10時に入り口近くの石碑に集まった。一人欠席の10名参加であった。天気は、晴れて散策には絶好の日和となった。
まず、坂をのぼって地蔵堂がある。ここには、水子を供養している。学生は水子の意味がよくわかっていないようなので、「中絶した胎児、死産した赤子、すぐになくなった子ども」を意味すると教える。昔は、そのようにしてなくなる子が多かったので、水子供養の習慣が生まれたと説明する。こんなところにも、当時の人々の生き様が見えてくる。

鐘撞き堂にゆく。学生が二人ほど打ってみた。私も打ってみた。何を祈願して打ってみたのだろうか。

次は、達磨堂に行く。ここでは、祈願だるま・各種お守りを販売している。また、祈願の済んだだるまの供養をも行っている。墨で目を書き込んで奉納するようだ。ここには、たくさんの達磨が並んでいる。値段は、一番小さいので500円ほど、左側に行くほど大きくなり5000円ほどにまでなる。正月などには売れるのだろう。縁起物であるから。

学生が二人ほど右端においておみくじの機械からおみくじを引く。一人は小吉、一人は大吉だ。学生は凶を引くのではと心配をしていたが、最近のおみくじは凶は入れてないだろう。

次は、達磨大師座像に行く。その前で記念写真をとる。高さ5メートルの像である。左横に、般若心経が書いてある輪があり、それを回すと般若心経を唱えたのとおなじご利益があるという。私は1っ回してご利益を念じる。

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