ゼミ生の卒論

スポンサーリンク
Pocket

2014-11-20

あと、1か月ほどで今年も終わりになる。大学の4回生は卒業論文を仕上げる必要がある。ここで、ゼミ生の論文の概要を二つほど紹介したい。

一人は「よさこい祭り」について書いてある。高知は、「実は一度も訪れたことがない都道府県ランキング」という調査で一位になった県だそうだ。実は私も行ったことがない。高知県は地味な県であり、若い人が残らず、人口が減っている県である。そのようにあまり知られていない高知県をどのように活性化させるかという問題意識からはじまり、そのためには観光産業を振興させることが必要であり、その目玉として「よさこい祭り」を売りに出すべきであるという内容の論文である。

たしかに高知県は特に知られた名所旧跡はないようだ。私自身も清流で有名な四万十川を知っているくらいだ。やはり高知県は四国の最南端にあり、大阪京都からかなり離れているという風に感じられる。京都の住民は、徳島ならば、日帰りで訪れようかという気になるが、高知だとやはり一泊を覚悟しなければならないので、ハードルが高くなる気がする。

いずれ、いろいろなハンディを背負う高知県だが、どうやって全国から、あるいは世界中から観光客を引き寄せるか。その秘策は何か、このゼミ生の論文が完成した暁には、それが明らかになるのであろうか。

もう一人のゼミ生の論文は、実家の藍染めについて論じている。始めに、藍染めの産業の歴史を述べている。次はこの藍が日本文化にどのように受容されてきたかを述べるのだが、いくつかのことわざを紹介している。出藍の誉れなどは有名なことわざである。また、「蓼食う虫も好き好き」ということわざもある。「蓼」とは、藍のことだそうだ。臭いがきついのだが、その分、藍を使った布をかぶせると虫除けになるとのことである。

産業としての藍染めは、なかなか生き残るのが、難しいようだ。もう若い人たちはこのような仕事を受け継がない。自分の希望としては、このような名人芸をちゃんと記録しておいてほしい。日本にはたくさんの職人さんがいる。この人たちが引退する前に、ビデオなどでその制作技術、仕事のノウハウを記録しておくべきである。そのビデオはしっかりと保管されるべきだ。

伝統文化とは、書籍でも、画像でも、映像でも、色々な形でデータ化されるべきである。でも、できたら、誰かが受け継いでくれれば一番いいのだが。その場合は国か県からの支援が必要だろう。ゼミ生はその具体的なあり方まで論じてくれることを期待する。なお、藍染め関連の写真を貼っておく(藍染めされた布、塗料の入った壷、機織り機)。

IMG_0977IMG_0978IMG_0980

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください