自力でできない排便

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2014-12-14

朝早くに次男が模擬試験を受けるので会場まで車で送る。その帰りに母の病院に立ち寄る。母はかなりやせて目をつぶっている。 声を掛けると、なんとか目を開けるが 何の返事もない。再度、声を掛けると何とか声を弱々しく声を出す。なんと言っているのかは分からない。 息子が来たことは分かっているのか。手の甲は点滴の跡でかなり内出血している。広範囲に紫色になっている。

看護師さんが来たので、様子を聞いてみた。血管が細くなってきて、手の甲からの点滴も難しくなっている。お腹の血管に点滴を入れているそうだ。(点滴はお腹の血管にも行うことができるようだ)だだ、薬だけは胃瘻で入れているそうだ。 母は日によって元気だったり、元気がなかったりするそうだ。また午前中は眠いのか反応はよくないが、午後は結構話をするそうだ。そんな話を教えてもらった。

しばらくすると、別の看護師さんがきて、浣腸を行うとのこと。母は筋肉も弱り、排便も自力では出来なくなっている。看護師さんが毎朝、浣腸を行っている。以前いた病院の時から、自力での排便は無理で浣腸に頼っている。病院には本当にお世話になっている。

帰りの車の中で、何だか憂鬱になってきて、考え込んでいたら、後ろから警笛が聞こえた。目の前の信号が青いなったのに気づかなかったようだ。午後は家内と映画でも見ようということで『ホビット』を見ることにした。長男にも「一緒に行こう」と声を掛けたのだが、断られてしまった。 子供達は、もう親と出歩くことは好まない。老夫婦だけの外出が続く。

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