2014-12-18
今日はお昼頃に職場に病院から電話がかかってきた。母の担当の医者からお話ししたいことがある、との連絡で5時半頃に病院に行く。まず病室にいくと母は青ざめた顔をしていて、ただ寝ているだけだった。声をかけても返事がない。いつもは目が開いて、「おおう」という返事を発するのだが。
担当の医者から色々な話を聞いた。胃瘻で栄養を入れるのは難しくなっている。栄養が逆流して誤嚥となり肺に炎症をおこし、酸素を取る量が減るから危険であり、胃瘻はもう使えない。点滴も血管が細くなり注射の針が入りづらい。今は、お腹の血管に針を刺して水分と栄養の補給を行っている。
点滴の袋も3袋(お医者さんは3本という言い方をしている)ぐらいが必要だが、母の場合は高齢で代謝も衰えているので、2本でも一応安定していた。しかし、手や足の血管から点滴するのは、液体が漏れてしまい、難しくなっている。お腹の血管にいれるのは1日に1本が限度である。2本だとお腹が腫れ上がり水が溜まってくるとのことである。2日ほど前から、1日に1本で栄養を与えている。すると、体の衰弱は避けられない。徐々に衰弱が進行するとのことである。
1日に1本での補給でも、2か月以上は持つこともある、との説明であった。遠回しに母の命は長くはない、それも数週間後ということのようだ。覚悟はしていたが、担当の医者の話を聞いて、重い気持ちになってしまった。
また、母の病室に戻る。青白い顔で、極端に顔の肉が落ちて、目をつむったままだ。唇は腫れて色が紫色になっている。9月頃までは、結構元気で会話もできたのに。これから、妹に連絡して、医者から言われたことを告げなければならない。
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