2014-12-20
英語教育の座談会に出席する。これをまとめて書籍にするとのこと、まとめ役の人はたいへんだろうが、参加者は言いたいことを言ってストレス解消にはなった。
参加者のバックグラウンドは様々で抱えている問題はそれぞれだが、ある程度の共通理解はできたように思う。参加者たちは、英語教育におけるネイティブ信仰の強さに強い懸念を抱いている。保護者、教員、子ども達、それぞれが白人のネイティブでないと「正しい」英語を話せないと信じている。
このネイティブ信仰を打破することが英語教員の役目である。ALTにはあえて非白人系の人を採用して、多様な英語が存在している実態を知らせることがむしろ必要ではないか。様々な英語が混じり合った中立的な英語 English as an International Language が生まれつつあり、それに乗っかったほうが、実利的にも妥当である。ーーーそれを唱えていかなければならない。
しかし、人々の持つネイティブ信仰の強さはどうしたらいいのか。それはアメリカが没落して超大国としての役目を終了する時まで待つしかないだろう。
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