病牀六尺

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2015-02-08

昨日は繁華街である河原町の本屋に行く。ジュンク堂である。おそらく京都で一番大きな本屋である。久しぶりに本屋に行く。お目当は手帳の購入である。教員をしているので、歴年(1-12月)単位の手帳は使いづらい。教育年(4-3月)単位の手帳が便利である。自宅近くの文房具屋を探したが、手帳はすべて1月始まりだったので、京都で一番大きな本屋に行けば確実に入手できるだろうと考えたのである。無事、一階の隅っこで4月始まりの手帳を見つけて購入する。税込みで1024円であった。

ジュンク堂にはたくさんの新刊書が溢れている。タイトルだけ見ても食指が動く本ばかりである。しかし、購入することはできない。その最大の理由は本を置くスペースがないことである。自分の住んでいるアパートは昔は自分専用の勉強部屋を持っていた。しかし、子供たちが大きくなり、それぞれが専用の勉強部屋を要求するようになると、自分の勉強部屋を明け渡すしかなくなった。それ以降はリビングの片隅に小さな箱を置いてそこに本をしまっているが、もうこれ以上は箱に入らない。

また、kindle を入手したことも理由の一つになる。無限に本をクラウドにストックしておくことができる。数年前に電子書籍を購入したが、これは本を無限に購入することができるのでとても便利である。古典ならば、ほとんどが無料だし、また有料でも紙の本と比べてかなり安い。電子書籍を購入した当初は紙の本を懐かしがったが、それは慣れの問題で、今では、スクリーンで文字を読んでいても、特に違和感はいだかない。

本屋の棚に岩波文庫ワイド版の正岡子規の『病牀六尺』を見つけた。購入するか迷ったが、結局は家のスペースを考えて断念した。この随筆集は正岡子規が寝たきりになって、苦しみながら書いたものである(口述筆記か?)死の二日前まで書いたという精神力の強さに驚く。

帰宅してからネットを調べていたら、全文が載っているサイトを発見した。早速コピーして、evernote の中に入れる。ちょっと目を通してみた。9月11日の随筆に、足が腫れていることが記してあった。「一日のうちにわが痩足の先俄に腫れ上りてブクブクとふくらみたるそのさま火箸のさきに徳利をつけたるがごとし」とあった。自分の母親も最期は足がパンパンにむくんで腫れ上がったことを思い出した。

正岡子規は34歳の生涯であった。昔の人は若くして大きな仕事をした人が多い。それは平均寿命が短い時代にあっては、若くしてその道の権威になってしまう。つまり年寄りが誰もいない時代だからであろう。

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病牀六尺」への1件のフィードバック

  1. […] 今日は洛南のイオンに行く。その中の本屋に行って、3冊ほど本を買う。一つはホームページの作り方の本で他の二つは岩波文庫からでている正岡子規の本である。『仰臥漫録』『病牀六尺』を購入した。家内がショッピングをしている間、わたしはソファに腰掛けて、『仰臥漫録』の方を読んでいた。これは正岡子規の結核がかなり重たくなっている頃の話で、正岡子規の心中を察しながら読んでいった。(2月8日のブログでも正岡子規について述べた。) […]

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