2015-02-10
今日は南禅寺を訪問した。車で東へ向かう。鴨川を越えてから北に向かって南禅寺に到着する。臨済宗のお寺である。京都のこのあたりは有名な観光スポットが多いのだが、今日は平日のせいか、また2月というシーズンオフのせいか、閑散としている。肌寒い。三門を見る。かなり大きな門である。中国人の観光客がなにやら指差して感心していた。
上に登って行くと、琵琶湖疏水が残っている。琵琶湖から京都に水を引くために作られた水路橋でアーチ型の風格ある建築物である。建築素材であるレンガを見ると非常に古くて風格がある。琵琶湖疏水は残っているのは、南禅寺の境内の中のこの水路だけなのか。
そのあと、南禅院に入る。入場料は一人300円であった。有名な庭園がある。苔が素晴らしい。これだけの苔の手入れ管理をするのは大変だろうなと思う。中央の池も澄み切っている。ただし、魚は泳いでいない。水清ければ魚住まずか。いろいろと写真を撮る。庭の片隅にこの寺を開いた亀山上皇の分骨が祀ってあった。春の頃は観光客も多くて、溢れるばかりになるのだろうが、今日は例外的に人が少ない。空気が皮膚に痛いが、太陽がでているのでさほど寒さは感じなかった。
そのあとは、正門を降りたところにある「順生」という名前の料理屋で「ゆどうふ」を食べる。観光客がたくさんいた。寒い季節はこのように暖まる食事がいいようだ。家内と二人で4740円であった。ここの庭園も綺麗なので食事のあとで池の周りを散歩する。南禅院の池には魚はいなかったが、ここの池にはたくさんの鯉が泳いでいた。黄色の鯉がいて、印象的であった。手を叩いてみても、鯉は寄ってこない。普通は餌をまくのかと思い鯉は集まってくるのだが、ここの鯉は賢くて騙されないようだ。京都もこの辺りに住んで時々は名所めぐりをすると楽しいだろうなと思った。