2015-02-14
今日は高槻のイオンに家内と買い物に行った。イオンの勢いは止まらないように見える。京都でも次から次とあたらいいイオンがオープンしている。新しいイオンは、作りがモダーンになっていて垢抜けしている。しかし、高槻のイオンは古いイオンに属するようだ。外壁は古ぼけて内装もやや垢抜けしない。
新しいイオンでは、テナントが一店一店独立していて、それぞれが個性を主張しているように見える。桂川イオン、改装された久御山イオン、京都イオン、草津イオンなどである。しかし、高槻のイオンでは、テナントとテナントの境がはっきりしていない。また、天井が低いので圧迫感がある。休憩用のソファも置いてないので、ゆっくりできない。じっくりと楽しみながら店内を動き回るのではなくて、買い物を済ませたら、すぐに帰るしかない。(イオン、イオンモールという二つの名前のつけ方がある。新しいイオンは後者のネーミングをしている)
高槻のイオンは地の利は非常に恵まれている。京都から171号線を南に大阪方向に進むと左側に見えてくる。この171号線は基幹道路であり、交通量はきわめて多い。また、付近には競合する大型スーパーはない(ようだ)。我々のように京都の住民も時々は出かける。
しかし、この高槻のイオンも古さが目立ってきた。次から次と新しいイオンができるので、対照的に古さが目立ってしまう。大幅な改築が必要であろう。ただ、半年ほど休業して、増築という形をとるか、1年半ほど休業して、全面取り壊しで全く新しいショッピングモールにするか、いろいろな選択肢があるのだろう。イオンの本社の企画部では、このあたりの収支計算を何回もしながら、案を練っていることと思う。
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いまから40年ほど前は、ダイエーが飛び鳥を落とす勢いであった。百貨店からスーパーの時代に移ったと言われていた。ダイエーの売り上げが三越を抜いたと大きなニュースになった。埼玉県の志木にダイエーの新しい店がオープンしたと聞いて、わざわざ訪ねてみたことがある。店内はとても華やかで圧倒されたことを思い出す。永遠にダイエーの天下は続くのかと思われたが、やがてはダイエーも無理な拡大戦略の失敗をきっかけに衰え始めた。巨額な借金による膨大な有利子負担がダイエーの首を絞めた。いまではイオンの傘下に入っている。しかし、このイオンの勢いも「勝者必衰のことわり」でいつかは止まるかもしれない。
ここで、話が飛ぶのだが、世界に普及しつつある英語の勢いを考えると、いつもダイエーのことを思い出す。今は世界語といえば英語だが、この勢いも「勝者必衰のことわり」には勝てないだろう。英語がダイエーとすると、言語の世界のイオンは何であろうか。中国語かスペイン語かエスペラントか。まあ、日本語ではないだろうな。