2015-02-18
このところ、気温が上がってきたようだ。今は朝の7時だが、特に暖房をいれなくても大丈夫である。マンション住まいは暖房の面では非常に好都合だと思う。冬は両脇の住民が暖房を入れ、また真下の住民も暖房を入れるので、そこからの熱が伝わってきて、この部屋で暖房を入れなくてもある程度は暖かい。
石川県に住んでいた頃は、一軒家住まいであった。冬の朝、起きてすぐにトイレに行こうと廊下を歩くと、その寒さは身にこたえた。夜はまだ暖房の暖かさが残っているからいいが、朝のまだ暖房を入れていない時の寒さは耐えられない。ベッドの中と外では温度差がかなりある。
田舎の一軒家と都会のマンションで暮らすのは、どちらがいいのかネットでもよく議論になっている。年を取ると、だんだんとマンション暮らしの方が気に入ってくる。草むしりがない、町内会に入らなくていい、防犯が簡単である、などである。
理想は簡単な家具だけ持って、賃貸しのマンションを転々とすることである。沖縄に住んだり、北海道に住んだり、東京に住んだりと、気に入ったところへ移り住むようになりたいと思う。観光客として訪ねるのと、住民として実際に住むのでは経験することがかなり異なる。住民になれば、見ること聞くこと、発見すること学ぶことが段違いに多いと思う。
徒然草の第五十五段に家の作りについて論じた文章がある。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。」
夏の暑さはマンションが耐え難い。一軒家ならば、窓を開けると涼しい。猛暑の時でも結構耐えられる。今までは、夏に関しては、一軒家の方が住みやすかったが、エアコンが普及した今では、マンションもかなり住みやすくなった。(自分はエアコンが苦手なのだが)
そんなことで、1年を通して住むとなると結論はどちらか?人によりけりか。