2015-02-28
言語と思考研究会、ことば工学研究会の両研究会による学会発表が京都光華女子大学で進んでいる。ここで自分が学んだことを報告しておく。なお自分は開催校側の責任者として会場を出入りしていたので、見聞きすることのできなかった発表も多い。
(1)ヤバイがいい意味で使われるそうである。従来は悪い意味で使われたが、最近は使われ方が異なってきた(金田先生より)。
(2)反転授業が最近は研究されている。従来の授業とは異なり、自宅で前もってビデオ学習等で知識を得て、教室で問題を解くという形式とのことである。
(3)北大の石村先生による、魚の購入の意識調査の報告があった。トランスサイエンス問題に取り組み、魚をMSC認証、国内認証、認証なしのどの魚を買うか聞いて、その意識変化を報告している。
会場の雰囲気や、手伝いの学生さん3名の様子(言語聴覚専攻)、発表の様子などを以下の写真で示す。
二日目の発表で学んだこと
(4)俳句を機械的に作成する試みがあること、日大の新田先生によると機械的に作成した俳句でも味わいのあるものがあること。また桑原武夫の第二芸術論に対して批判的であった。
(5)中村先生の俳句と異文化差の発表では、日本ではロマンチックな香りのする「水芭蕉」が英語では a giant skunk cabbage というそうである。面白い。
(6)佐良木先生の発表では、動詞表現から動詞を抽象化しての表現に変わっていった歴史がギリシアを例に述べられた。 (12時時点での途中報告)
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