豊国神社と北野天満宮

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2015-03-01

今日から3月である。暦の上では春になった。この冬は長くて厳しかった。そのせいか、ことしは春を待ち焦がれる気持ちはとても強い。天気予報では今日の天気は晴れであったが、朝から雨が降っている。

今日は豊国神社(とよくにじんじゃ)に行くことにする。東山区の京都国立博物館の裏側にある神社である。豊臣秀吉を祀っている神社である。このところ、豊臣秀次に関心があるので、秀次に死を賜った叔父である秀吉のことも調べたいと考えたのである。ナビで簡単に豊国神社の入り口にたどり着く。傘をさして、中に入っていく。拝殿のところまで行けるが、その奥の本殿には入れないようだ。絵馬がたくさんあり、ひょうたんの形をしている。秀吉の馬印「千成瓢箪」にちなんで瓢箪形の絵馬になっている。
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横に宝物館があるので、一人300円払って入る。こじんまりとした建物である。中は誰もいない。入ってすぐ右手に有名な豊国祭礼図屏風(ほうこくさいれいずびょうぶ)があった。本物なのか模造品を展示しているのか分からない。解説を読んだ限りでは本物のようだ。しかし、こんな有名な屏風が管理人が一人もいない建物の中に展示してあるのか。ちょっと不思議に思ったのだが、とにかく眺める。うーん、洛中の人々の浮かれ騒ぐ姿が見えてくるようで面白い。
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次は、北野天満宮に行く。ここは菅原道真を祀っているのだが、秀吉とも関係がある。北野大茶会(きたのだいさのえ)が1587年に行われたのである。さて、天満宮に到着したころから雨が強くなってきた。なんとか駐車場を見つける。境内に入る。中国人の観光客がたくさんいる。ところどころ、牛の像があるので、みんななぜている。自分の体の悪い部分にあたる牛の体の部分を撫ぜると健康になるとのいわれがあるそうだ。
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なぜ牛の像があるのかとネットで調べると、次のようであった(HP京都バワースポットより)。
「境内の牛の像が横たわっている理由」は「延喜三年(903)大宰府で生涯を閉じた菅公の御遺骸を運んでいる途中、 車を引く牛が座り込んで動かなくなったため、近習達が已む無くその付近の寺院、安楽時に埋葬した。この故事により境内各所にある神牛の像は臥牛(横たわった牛)の姿となっている。」のである。

梅もたくさん咲いている。梅苑に入ろうと思ったが、一人600円と高いので断念する。外側からの満開の梅を観賞する。入り口には有名な「東風吹かば〜」の歌が掲げてる。本殿に入るとたくさんの人が行列を作ってお参りをしている。道真は受験の神様であり、ちょうど受験シーズンなので、御利益にあやかろうという人たちであろう。雨が強くなり寒くてあんまり楽しめない。そんなことで、早めに退散した。
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