2015-03-16
今日は研究者仲間の先生方4名と会って今後の研究の方針などを相談した。キーワードは、多文化共生社会 (multicultural symbosis)である。できたら、今年の9月10日〜11日にイギリスの学会で発表しようということになった。申し込みをして発表が認められるかどうかは5月ごろに分かるとのこと、無事に認められることを願っている。
S先生からは、東京近郊の越谷市における多民族共生の実態に関して報告があった。越谷市は人口が30万人ほどの町で外国籍住民は4400人ほどである。いろいろと産業が多いので、そこで働く外国籍の人が多いようだ。多文化・多民族・多言語の共生についてはどの自治体も真剣に取り組んでいるとの印象を受けた。
そのほかに、本を出版しようという企画があり、そのこともみんなで話し合った。私自身はこの企画を Million-Seller 計画と名付けている(かなり大胆なネーミングだが、夢だけは大きくありたい)。 まだ内容を公表できる段階まで達していないのだが、この出版が教育・学問の世界に貢献して、同時に私たちのキャリア・アップにつながることを願っている。
相談が終わった後で、みんなで京都駅構内を探検した。京都駅は1997年に現代的な建物に生まれ変わり、重厚な立体感を訪問者に与えるようになった。長い長い階段とエレベーター、空中径路、高所にある広いスペースなど、いい意味で京都らしくない空間感覚を感じる。
寺社・仏閣だけの観光では、京都の街はもう生きていけない。これからは、伝統と現代を融合させた新しい文化が京都の特徴になるべきだ。そうでなければ、世界中から観光客はこない。
スポンサーリンク