観光立国で求められているちょっとした施策

2016-06-23

2015年の外国人訪問数は 1978人に増えた。何回も日本を訪れる人の数も増えて、その場合は東京ー富士山ー京都というゴールデンルートではなくて、今まで外国人観光客が訪れることが少なかった地方にも興味を示すようになってきている。

その場合のちょっとした施策であるが、wi-fi の普及と和式トイレから洋式トイレへの転換が要のようだ。

サイト「ニッポンのインバウンド“参与観察”日誌」(http://inbound.exblog.jp/24040032/)の中で、ベトナムからの観光客が増えていること、しかし、ホテルなどでのwi-fi という問題点を指摘している。

ホテルでは特に困ったことはありません。クレームもほとんどないです。ただし、ベトナムではどんなに小さいカフェでも、家庭でもWiFiが当たり前のように普及しています。そのため、wi-fiがないホテルに泊まると驚かれます。こういう点に関しては、あらかじめ日本の遅れているところとしてご理解いただくようにしています」。

東京都では、都営地下鉄のwi-fi 利用を進めるようである。駅の構内はすでに導入済みであるが、今後は車内でも使えるようにするとのことである。また、都心以外を訪れる外国人観光客のために、小笠原などの島嶼部でのwi-fi の整備である。また、奥多摩町のJR各駅なども導入予定である。(日経2016/01/27記事より)

トイレの洋式化であるが、これも進めるべきである。自分は今60代の半ばの年齢であるが、ながらく和式のトイレになれていた。初めて外国に行ったときに、洋式のトイレでは便座に座るのが気持ち悪かった。つまり、他人が触れた便座に自分が触れるのがいやだったのである。しかし、それもかなり慣れた。今時の子どもたちは、和式のトイレがかえって使えないであろう。また、自分自身も加齢によって洋式トイレの方が負担が少なくて楽なことに気づくようになってきた。

wi-fi と洋式トイレが世界標準になっている。多言語の標識も必要だが、さらにプラスアルファのさまざまな施策が必要になってきたようだ。

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パスポートの更新をする。

2016-02-19

自分の持っているパスポートが3月の1日で期限切れとなる。期限前に更新をしておくと提出する書類はいらないので、今日手続きにゆく。京都市は駅ビルの8階にある京都府旅券事務所で発券している。そこに13時頃にゆく。この日は人の数は少なかった。早く終わりそうでちょっと嬉しい。申請書に必要事項を記入して順番を待っている。5,6分で自分の番が来たので、受付で記入した申請書を見てもらう。

受付の人はなにやら書き込んでいた。そして、自分の持参した写真を定規で測りだした。そして、この写真では顔が小さいので受け付けられないという。顔の上下は34ミリの長さでプラスマイナスで2ミリの誤差まで許されるのだが、私の顔の写真は長さが2ミリほど足りないと言う。自分は写真を撮るのは自宅近くの自動証明写真機を利用した。ボックスの中に入って、自分で角度や大きさを調整して、だいたいこれぐらいだと思うところで、ボタンを押して証明写真を入手したのだが、それでは長さが足りないようだった。

撮り直しとなり、旅券事務所の横の写真センターで撮ることになる。2枚で1300円である。自動証明写真機では8枚ほどで500円なので、相当金額は増える。写真センターではプロのカメラマンが撮影してくれるので、大きさを間違えることはないそうだ。しかし、自分は思わず予定外の1300円の臨時出費に寂しい感じがした。

とにかく、写真を撮り直して、再度受け付けに持って行くと今度は受理してくれると言う。よかった。受理票を受け取る。一週間後の2月28日に本人が受理票を持って再度ここにくれば新しいパスポートを受け取れるという。

10年のパスポートであるが、パスポートの更新はこれが最期になると思う。10年後、自分が75歳になったら、もう外国旅行は無理だと思う(多分、まだ生きていると思うが)。

始めてパスポートを作ったのは40年ほど前か。その頃は貯金通帳を持って行って貯金が50万円以上あることを係の人に示す必要があった(あるいは、50万円以上だったかもしれない)。それから、2,3週間後に自宅に案内の葉書が来て、それを持参してパスポートを受け取った記憶がある。そのころはパスポートは5年間が最長だった。

その頃と比べると、貯金通帳を見せる必要はなくなったこと、できあがりが一週間後と早くなったこと、10年のパスポートができたこと、などいろいろと変化があった。パスポート更新の手続きの時には、そんな昔のこともちょっと思い出した。

photo credit: It is getting pretty well-used via photopin (license)

photo credit: It is getting pretty well-used via photopin (license)

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長男がオーストラリア留学から帰ってくる。

2015-12-19

今日、長男がオーストラリア留学から帰ってきた。当初は朝の7時50分にマレーシア航空の052便で関空到着の予定で、迎えに行くために、朝の6時頃に車で京都を出発する予定であった。しかし、早朝の1時頃、メールが来て到着が遅れているので、11時20分頃に関空到着との連絡だ。

それでは、朝の9時ごろに自宅を出発すればいいかと家内と話し合っていた。朝になって、インターネットで関空のフライト到着予定の一覧表で調べると、関空到着のマレーシア便はさらに遅れて12時15分と掲示されている。とにかく、10時ごろに京都を出発する。

さて、関空に到着して、一階の到着便の出口のところで待っている。なかなか息子は出てこない。携帯に電話をかけても返事がない。どうしたのかと思っていたら、息子がようやく出口から現れた。元気そうである。フライトが5時間以上も遅れた割には元気そうだ。

何でもフライトの遅れはクアラルンプールから関空へ飛ぶ飛行機のクアラルンプールへの到着が遅れたのが理由らしい。乗客に対してマレーシア航空からdinner voucher (夕食無料券)が配られたが、息子は疲れていたので、夕食は取らないで待合室で休んでいたそうだ。

メルボルンを出る時に荷物の重量制限でトラブルがあったと言う。息子は本をスーツケースに入れたが、重量制限にひっかかったそうだ。15キロほど制限をオーバーしたので、本や衣服を見送りに来てくれた友人に預けて、荷造りをし直して再度重量を計った。それでも、5キロはオーバーしていたが、そこはなんとか見逃してもらったそうだ。

1キロオーバーごとに何ドルか払えばいいのだが、計算するとかなりの金額になるので、重量オーバーの荷物は友人に預ける方法を選んだ。

ただ、その際のゴタゴタがあり、スーツケースを何とか受付に渡したのは、出発の直前であったと言う。そんなことで、手続きがスムーズに行かずに、スーツケースの一つがまだメルボルンに止まっているそうだ。関空で荷物受け取りにターンテーブルの前に並んでいたら、自分の名前のアナウンスがあって呼びだされた。受付に行くと、荷物がメルボルンに止まっていると言われ、その受け取りの書類を書いたりと面倒くさい手続きをしていたので、時間がかかったと言う。荷物自体は別便で京都の自宅に届くそうだ。

なるほど、そんなことで、到着出口に出てくるのが遅れたようだ。とにかく、無事に帰ってきたので良かった。特に大きな問題もなくて、オーストラリア留学は楽しい経験だったと言う。7か月の留学で学んだことはたくさんあったようだ。こちらも色々と心配したりしていたが、案ずるよりも産むは安しであった。

photo credit: SilkAir Airbus A319 via photopin (license)
photo credit: SilkAir Airbus A319 via photopin (license)

UGGは履き心地がいい。

2015-11-13

昨日の非常勤先の職場で昼休みにO先生といろいろとお話をした。そこで教えてもらったことを二つほど記す。メルボルンの動物園は非常に広くて余裕をもって作られている。この点だが、外国の人が日本の動物園を見学したときに狭いという感想をよくもらすそうだ。日本は国土が狭いので仕方ない面もあるが。

また、メルボルンの動物園は悪臭がしないことが一つの特徴だと言う。これは、日本の動物園は狭くて、また清掃する回数が少ないので、どうしても排出物の匂いがたまるからではないか。

またメルボルンの動物園には小学生たちが泊まり込みで園内を見て回るそうだ。この動物園は環境教育の材料も整っているので自然と人間の関係を知ることができて、小学生の学習には絶好の場所だ。

また、O先生はブリスペーンあたりでは、白人の野外労働者の皮膚ガンの発生率が極めて高いと教えてくれた。戸外で働く場合は、暑いので長袖などはやはり好まれないようだ。事務職の人ならば、屋内での仕事なので、さほど太陽にさらされることはない。関係する話はこのブログでも取り上げている。


 

そんな話をした後、授業でメルボルンで経験した話をした。PowerPoint で写真を見せながら学生たちと情報交換をしていった。メルボルンでセブンイレブンが多いと言うと、Uさんが「ブリスペーンでもそうやで」と言った。Uさんは去年ブリンベーンに留学したのだ。「ブリスベーンでは、ガソスタなどにセブイレが多かったわ」と言う。

一瞬何を言っているか分からなかったが、よく考えたら、ガソスタはガソリンスタンドの略で、セブイレはセブンイレブンの略語だと見当がついた。Uさんにそのような使い方は若い人の間で流行っているのかと聞くと、「流行っている」と言う。しかし、他の学生は首を傾げていたので、この言い方はもしかしたらUさんの仲間だけのせいぜい10人ぐらいの間で使っている言い方ではないのか?

それから、オーストラリアでの有名なブランドでUGG(発音はアグが正式で、ユージージは単にスペル読み)の話をしたら、Uさんは今履いているという。本当かと思い、よく見ると確かに履いている。履き具合を聞くと、「めっちゃいいわ、冬は暖かいし、履くのが楽やし」とかなり絶賛する。Uさんの承諾を得てブーツの写真を撮る。

右側の裏にUGGのマークが見える。
右側の下にUGGのマークが見える。

Uさんはオーストラリアで買ってきたそうだ。値段は1万5千円程で、もしも日本で買ったら、この2倍したという。羊の国オーストラリアが豊富な羊毛を使って履きごごちのよいムートンブーツを生み出したのだ。女性用ばかりで男性用のブーツはなさそうだ。 

麻薬探知犬

2015-11-08

私たちがメルボルンの空港に到着したのは、夜の9時頃だった。長い飛行機の旅で疲れていて早くホテルに入って横になりたいと思っていた。しかし、入国審査の列は長くて時間がかかりそうであった。

私はなぜか入国審査の終わった後、係りの人が追いかけてきて”Mr. Kawahara.” と呼び止められて、再度私のパスポートを調べられた。どうしてか。パスポートの写真は10年前の写真で髪は黒かったが、今は真っ白になっているのでオカシイと思ったのか。

手荷物を受け取ってから、税関の審査を待っていたら、私を含む何名かは呼ばれて、荷物を持って並ぶことになった。絨毯がひいてあり、中央に赤い帯状な色が塗ってある。その赤色の帯の中に並んで立っているのである。すると、麻薬探知犬(sniffer dog)を係員の人が連れてきた。(麻薬探知犬の写真を撮りたかったが、撮ったらえらく叱られるだろうと思ってそれは慎んだ)

そして、並んだ人々の荷物を犬が一つ一つ嗅いでいくのである。やや緊張した様子が人々が麻薬探知犬の動きをみている。犬の嗅覚は人の何万倍もすぐれていると聞いている。世界中の空港で麻薬に対する取り締まりが厳しくなっているようだ。

マレーシアとシンガポールは麻薬に対する刑罰が厳しい国として有名である。マレーシアでは、ヘロイン・モルヒネ15グラム以上、あるいはマリファナを200グラム以上所持すると死刑が科せられる。15グラムなどは、ほんの少しの量である。シンガポールでは、アヘン1200グラム以上、モルヒネ30グラム以上、ヘロイン15グラム以上、コカイン30グラム以上、大麻500グラム以上は死刑判決を受ける。

日本人の看護師の竹内真理子が2009年にマレーシアで4キロの覚せい剤を運んだとして逮捕された。30グラムでも死刑判決を受けることがあるのであるから、130倍ほどの麻薬を運んだことになる。4キロとなるとなかなかの重さになる。彼女自身は知らない人から頼まれただけだ、と主張したのだが、状況証拠も限りなく黒に近い。最近、つい一ヶ月ほど前にはマレーシアの最高裁判所でもこの事件の上告を棄却して、死刑判決が確定した。

とにかく、外国へ行ったら、むやみに人から頼まれてからといっても、荷物の運搬をを持たないことがいいと思う。さて、メルボルン空港での麻薬検査も終了して、我々は一路メルボルンの市内地へ進んでいくのであった。

 

白人のような肌を持ちたい?

2015-11-06

昨日の授業で、自分がオーストラリアに行ってきた話をした。そしてオーストラリアにいる白人には皮膚ガンの発生率が高い。それはもともとはヨーロッパの紫外線の弱い日光に適応した体のままで、亜熱帯のオーストラリアに移住してきたので、皮膚が適合できていない。紫外線を防ぐメラニン色素の量が少ないのだ、という話をした。そのことはこのブログでも数日前に語っている

そして、授業では、「自分は肌が黄色でラッキーだと思っている。それは世界のいろいろなところを飛び回る際に皮膚ガンの可能性が白人と比べて少ないからである」と述べた。

それに対して、ある学生が「皮膚ガンの可能性が高まってもいいから、白い肌の人種として生まれたかった」と言った。「白人って、めちゃめちゃ憧れる。格好いいから」というような表現だった。

自分がオーストラリアに行って、肌を露出している白人たちを見ると「えーつ?」と思った。つまり皮膚ガンに対してあまりに無防備と感じたからだ。例えて言えば、亀さんが甲羅をつけないで歩いている、かたつむりが殻をつけないで動いている、そんな姿を見たような感じだ。

あと、肌が白い人が格好いいと思うのは、これは経済的な理由である。金持ちが格好良く見えるのである。年収が300万円、600万円、1200万円の3人の男を並べると、ほとんどの女性は年収が1200万円の男が一番イケメンだと言うであろう。金を持っているとハンサムに見えるのだ。

アメリカ英語が一番美しく聞こえて、白人種が格好良く見えて、その文化が魅力あるように見えるのは、白人種が今まで一番経済的に成功をおさめてきたからだと思う。そのことは絶対に知っておくべき事実だ。

客観的に言って、どの言語が美しいとか醜いとかの基準はないだろう。同様に人種にも格好良いとか格好悪いの基準はないだろう。文化も同じだ。ただ、その土地の風土気候に適した体つきや文化はある。そこの土地に長く住んできた人種が一番の適合者だ。

自分を振り返れば、英語を勉強しているのは、何もアメリカに憧れているわけではない。世界のいろいろな人々と話ができれば便利だろうなと考えたからである。しかし、結果としては、アメリカ文化に親しんでしまった。それは、教材はアメリカ英語で書かれたものが多いし、映画やビデオもハリウッドが多い。自分が頻繁に聞くラジオ番組Fox Radio News はアメリカの保守層の考えを伝えるものだ。

その意味では、英語を勉強すると、知らず知らずにアメリカ人の考えに染まってくる。ただ、自分は意識してそうならないように、他の国の英語や、言語も学ぶことでバランスをとるようにしている。言語や文化の問題を客観的に見ることができればと願っている。

http://benoit-et-moi.fr/2014-I/images/tour-de-babel.jpg
http://benoit-et-moi.fr/2014-I/images/tour-de-babel.jpg

 

 

メルボルン動物園に行く

2015-11-04

メルボルンに滞在した二日目にメルボルン動物園に行った。長男に案内してもらい、トラムに乗って、町外れの北側にある動物園までいった。入り口の切符売り場でシニア割引をお願いする。長男からこの国では割引をconcessions と言うと教えてもらっていたので、切符売り場で、Can I get senior concessions? 「シニア割引をお願いします」と言うと、すんなりと割引をしてもらった。

息子もメルボルン大学の学生証を出したら割引になった。だいたい2割ほど割引になるようだ。シニアになったのだからその特権を生かして色々と利用するつもりだ。さて、中に入る。広いが人の数は少ない。

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コアラ、じっとしているだけ
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暇そうに寝ているだけ。餌を与えられるだけの生活だと怠惰になるようだ。
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キリン
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子象もいて面白い
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マントヒヒ

まず、コアラとカンガルーを見た。コアラはただじっとしているだけ、となりの中国人の一団がコアラに大声で話しかけるがコアラは全く無視である。

つぎはカンガルーを見に行く。カンガルーもただ寝ているだけ。

野生の時代は活発に動き回っていたのだろうが、ここは外敵もいないし、餌も定期的に与えられる生活なので、怠惰になるのだろう。

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動物ではなくて人間のようだ。

マントヒヒの掲示を読んでみたが、マントヒヒが生息する地元の人たちは貧しさゆえにマントヒヒを捉えて皮を剥いでマットを作って売っているそうだ。そのために、絶滅に瀕していると書いてある。マントヒヒを救うためには、地元の人々の貧しさを救うことが必要だとの内容だった。

日本の動物園は動物を見せるという目的である。しかし、メルボルンの動物園は違う目的だ。環境保全や動物の生態系を守る必要性を訴えるきわめて教育的な目的の動物園である。

例えば、私は大きなトイレットペーパーの形をしたオブジェに腰掛けている。

その近くの掲示には、トイレットペーパーを使うことで、どれくらいの森林が伐採されるのか、ということが記されている。無駄に紙や材木を浪費するなというメッセージが園内の至る所にある。子供たちがここを見学することで、環境教育になるように工夫されている。

遊楽地としての動物園が日本の特徴だとすると、メルボルン動物園は環境教育に関するメッセージを伝えるところである。動物の生態系や環境問題に関して自分の知らないことが多くて勉強になった。