2016-01-29
今日は雨であった。数日前は雪が降りこのところ冷え込んだ日が続いたが、今日はそんなに寒くはない。しかし、雨だとやはり傘を差しての通勤、通学はやはり面倒くさい。ぽかぽかお日様の出ている中で歩くのは結構楽しいのだが。
今日は英語の定期試験の日であった。この日は42名が受験する予定である。開始時間より早めに教室に行くと学生の数が少ない。どうしたのかと不思議に思っていると、一人の学生が「今朝大阪で地下鉄が遅れたので、大阪から来る学生はかなり遅れるそうです。」と教えてくれた。どれくらい遅れるのか見当がつかないので、とりあえず試験開始を10分ほど遅らせる。
しばらくすると学生たちがやってきた。それによると、「地下鉄の整備が時間がかかり、阪急電車への接続がうまくいかず遅れた」とのことである。学生の差し出す「遅延証明書」を受け取る。あれこれしているうちに全員が何とか到着したので、試験時間を大幅に遅らす必要はないようだった。そして試験が始まる。学生は真剣に解答に取り組んでいる。
試験監督の間にときどき窓の外を見る。ベランダに置いてあるテーブルや椅子にも雨が降り注ぐ。ベランダは木の床である。屋根がないので直接雨が当たる。昔は雨に当たると木のベランダはすぐに腐ったが、今は防腐剤が進歩して、雨にぬれてもなかなか腐らないそうだ。ふーん、なるほど。そんなことを思い出した。
そんなことを考えているうちに終了時間となる。答案を回収して数える。ちゃんと42枚ある。あとは、採点なのだが、42枚の採点は結構大変である。細かい作業であり、何時間も時間がかかる。分かりやすい字の答案、殴り書きの答案、さまざまで学生の個性が出てくる。
今日は1月の29日か、まだまだ春の訪れは遠い。
