新伝さんから、4枚の書画が到着する。


今年も残りすくなって来た。2020年はとにかくコロナの年であった。来年はコロナが終息して人々の顔に明るさが戻ってくることを切に願っている。

さて、親戚の新伝さんから、4枚の書画が到着したので、皆様に紹介したい。

無心に祈っている姿
何かを無心に考えている。
お母様の昔の写真より、傘をさしている。

この3つの書画のうちで、最後の3枚目のモデルは新伝さんのお母様である。これは、昔の写真を見ながら、新伝さんは若い頃のお母様を思い浮かべて書画にしたのである。手に持っているのは日傘かと思ったが、横に雪のマークがあるので、これの元になったのは冬の日の写真であろう。でも、赤色と黄色が華やかな感じを与えるので、春か夏の日を思い浮かべてしまった。

次は吉田兼好の『徒然草』の冒頭の箇所である。これなどは、額縁に入れて家の玄関などに飾っておきたいものである。

徒然草の冒頭

若い頃は『徒然草』は心に訴えてこなかったが、私のような老境にさしかかると、兼好法師の枯れた持ち味がわかるようになってくる。

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新伝さんから額縁入りの書画を送ってもらった。


親戚の新伝さんに、キンモクセイに囲まれ中央にKnow yourself.と書かれた書画を送ってもらいたいとお願いをしていたら、本日の午後、額縁入りの書画が届いた。研究室のどこかに飾ろうと思った。最初は入り口の扉の前と思ってみたが、学生の出入りが激しいので額縁を傷つけてしまう恐れがあるようにとも思った。いろいろと置いてみたが、とりあえず、本棚の上に飾ってみることにした。机の上のパソコンの後ろもいいかなともおもった。とにかく、いろいろと試行錯誤して最終的にはどこに置くか決めたいと思った。

新伝さんには、わざわざ額縁に入れた書画を送っていただき大変感謝している。柔らかい毛筆の文字と温かいキンモクセイの画像は、癒やしになる。採点などで疲れたら、この書画を眺めて、心を落ち着かせたいと思う。

研究室のドアの横に掲げてみる。
本棚の上に置いてみる。

Know yourself の書画を新伝さんから送ってもらう。


先般、親戚の新伝さんから私の希望に応えて書画を書いてもらえるとのメールがあった。そこで、「花はキンモクセイ、文字はKnow yourself」とお願いしていた。昨日に、作品が届いたので皆様にご披露したい。

Know yourself

花はキンモクセイである。先ほど学校内を散歩していたら、事務局の前の建物にキンモクセイが満開であった。キンモクセイは特に匂いが素敵である。この時期は雨が多いので、雨に打たれてすぐに散ってしまうのが惜しい。

自分の好みの花だが、キンモクセイの他にも、秋はコスモス、春はアジサイ、ツツジなどが好きである。花ではないが、ススキなども奥ゆかしくて好きだ。よく、ススキとセイタカアワダチソウが空き地で陣取り合戦をしている姿を見かけるが、ススキ頑張れと声援を送っている。

さて、中央の文字、Know yourself. だが、「汝自身を知れ」という意味だ。これは、デルポイのアポロン神殿の入口に刻まれた古代ギリシアの格言が由来のようだ。ギリシア語では、 γνῶθι σεαυτόν ( グノーティ・セアウトン )である。したの画像を参照して欲しい。これは、ソクラテスが自分の哲学のよりどころにした言葉だ。ソクラテスは、「自分は何も知らないことを知る」ことが真理への第一歩と説いたのだが、いずれにせよ奥深い言葉である。

下にWikipediaから、ギリシア語の文字を掲げておく。Wikipediaで「汝自身を知れ」の意味を探るとたくさんの意味が出てくるので驚く。それほどこの言葉は、多様に解釈されて、多くの人々の生き方に影響を与えたものと思う。

know yourself (Greek)

新伝さんからアートが到着しました。


私の親戚で書画アーティストの新伝さんから時々作品を送ってもらっている。昨日、新しい作品が到着したので、さっそく皆様に披露したい。花の画である。赤い色、ピンクの色と暖色系の色である。そして、「私は私のままでいい」と中央に文字が書かれている。明るい花の中で、爽やかにこの言葉が言われたようだ。これが青や暗い色の中で言われたならば、人生の辛苦を味わったすえに、この境地に達した、という印象を与えてしまう。

とにかく、この言葉は、「私は私のままでい。そう、無理な背伸びはやめて、自分に合った生き方をすればいい」という教訓である。例えば、同僚が豪華なハンドバックを買ったので、自分も負けないように、ブランドのハンドバックを買う。それも、ローンで買う。などの行動は自分で自分を苦しめることである。

「自分の身の丈に合った生き方をすればいい」は、英語だとどう言うのか。ネットで調べると、Know yourself!(自らを知れ)と訳語が出てきた。なるほど、自らを知ることで、私は私のままでいい、という境地に達するのであろう。

私は私のままでよい。

画像「縁」を親戚の新伝さんから送ってもらう。


私の親戚の新伝さんは、書画アートに関心を持たれて、意欲的に作品を作成している。今回は、アルコールインクアートというアルコールとインクを合わせて作ったアートに書道で「縁」と書いた作品である。

アルコールインクアートとは、アルコールインクを紙の上に垂らして、インクの広がりやにじみ、色の混ざり合いから偶然にできる模様を鑑賞するアートである。新伝さんのアートは、それに加えて、書道で文字を中央に書いた点が特徴になる。普通のアルコールインクアートは文字は入らずに、模様だけを楽しむが、「縁」は文字も楽しむのである。

「縁」という漢字は、何と読むのかなと思う。可能性として、「えにし」「えん」「ふち」「ゆかり」などがある。自分の好みとしては、「えにし」と読んでみたいのだが、作者の新伝さんは「えん」と読まれることを意図して書いたのではと思う。

とにかく、このブログで、この画像をご覧になった方は、私どもと「えん」「えにし」ができたものと思うので、このブログをまた訪問されることを期待している。

親戚の新伝さんから届いたアート書道の作品

私の親戚の新伝さんは、アート書道に関心があり、積極的に創造活動をされている。私もそうであるが、新伝さんは石川県の能登半島がルーツである。今は晩秋で秋が深まりゆき、黄葉や紅葉の美しい季節である。新伝さんは、この季節の石川県の紅葉からいろいろなインスピレーションを得ているようだ。今回は、以前の作品のリメイクだそうだが、次のような作品を送ってくれた。ここに掲示してみる。

優しい秋の風

「秋の風」という言葉だと、どうしても、晩秋の寂しい雰囲気と結びついてしまうが、新伝さんは、あくまでも「優しい秋の風」として暖色系の色を使ってアートを作成した点がユニークだと思う。

 

私の親戚の新伝さんの作品の紹介(2)

新伝さんの作品を続いて幾つか紹介します。いずれも暖かい雰囲気が伝わり、心が豊かになってくる作品だと思います。

次の作品は、とりわけ、女性らしい感性の豊かさと細やかな心遣いが感じられる作品です。

左側にエッフェル塔が見えます。パリをイメージした作品です。

なお、新伝さんは新しい時代、「令和」をイメージした作品を幾つか完成させようとしています。令和はさっそく書道の世界では盛んに取り上げられています。新伝さんの専門は、書道アートという伝統的な書道に新しい色彩を吹き込んだ分野で、この分野では「令和」を意識した作品はまだ少ないようです。新伝さんの作品のできあがりを楽しみにしています。